無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

891. 二筋の川

引用元:filmarks.com スペインのサン・フェルナンド アンダルシア州にある海沿いの小さな町で、かつては島だったことから「ラ・イスラ」と呼ばれている ↓ の地図にあるようにジブラルタルまで60-70kmという場所にある サン・フェルナンドにある海抜0メート…

890. 天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント

引用元:amazon.co.jp ドイツ人の映画監督ハーマン・バスケが、世界中を駆け回って、107人に 「なぜあなたはクリエイティブなのですか?」 という質問をしたドキュメンタリー 実際には1000人以上にインタビューを行い、厳選した107人がコメントする映像をま…

889. 静かなふたり

引用元:mermaidfils.co.jp 2017年のフランス映画 パリに来たばかりのマヴィ(ロリータ・シャマー)は27歳 街にはどうにも馴染めず、自宅でもシェアハウスをしている女性がいつも男を連れ込んでは声を上げてセックスするせいで、どこにも居場所が無い毎日 カ…

888. 按摩と女

引用元:amazon.co.jp 1938年の清水宏監督作品 ふたりの按摩、徳市(徳大寺伸)と福市(日守新一) 盲人の彼らは、冬場は南方の宿で、そして夏場になるとこの山間にある温泉街にやって来ては、複数の宿の宿泊客からマッサージの注文に応えていた そんな徳市…

887. ラッシュアワー2

引用元:amazon.co.jp 2001年のアメリカ映画 割とハイペースで映画鑑賞していたせいで 「何にも考えない作品を観よう」と本作を選択 おそらく前作も観ていないけれど、何の問題もないだろうと ロサンゼルス市警の刑事、カーター(クリス・タッカー)は、休暇…

886. テルマ&ルイーズ

引用元:amazon.co.jp 1991年のアメリカ映画 この作品はずっと前に一度観ている 劇場ではなくテレビだったか、レンタルビデオだったか いづれにしてもあまり集中して観た記憶はなく、時期的にも、まだブラピのことも知らなかった頃 今回「復習」してみたとこ…

885. 私は、モーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?

2022年最後の映画鑑賞は、横浜シネマリンで観た「柳川」(全国公開の初日だった) 2023年も、都内での公開が既に終わり、関東エリアでの劇場鑑賞の機会が危うくなっていた本作を観に、駆け込むようにして横浜シネマリンに向かった 面白い偶然だな、とも思い…

884. ファースト・カウ

新宿武蔵野館にて鑑賞 館内には、特大ポスターと牛のディスプレイも登場! ケリー・ライカート監督作品は、「ナイト・スリーパーズ ダム破壊計画」、「オールド・ジョイ」、「ミークス・カットオフ」、「ウェンディ&ルーシー」、「リバー・オブ・グラス」(…

883. TAR/ター

引用元:eiga.com ベルリンフィルの首席指揮者に任命されたリディア・ター(ケイト・ブランシェット) 独自のカリスマ性と音楽的才能、そして彼女に憧れる数多くの奏者、指揮者、関係者を束ねる統率力を発揮する彼女は、レズビアンであることを公表している…

882. ケープ・フィアー

引用元:amazon.co.jp 1991年のアメリカ映画 マーティン・スコセッシ監督作品 16歳の少女に暴行した罪で、14年間服役していたマックス(ロバート・デ・ニーロ)は、刑期を終えて釈放されたものの、社会的信用も家族もすべてを失ってしまった 刑務所の中で(…

881. オー・ブラザー!

引用元:amazon.co.jp 二十歳の頃、気に入ったアルバムのクレジットを見ると、よく「T・ボーン・バーネット」という名前があった その確率の高さに、途中からは彼のプロデュース作品であれば迷うことなく聴くようになった それくらいハズレが無く、ルーツ・…

880. リオ、アイラブユー

引用元:amazon.co.jp 2014年のブラジル・アメリカ映画 パリ、ニューヨークに次ぐ、シリーズ第三作 といっても、パリもニューヨークも観ていないのに、リオの風景が楽しめそうと鑑賞 そして「暴走特急 シベリアン・エクスプレス」で絶賛(?)したエミリー・…

879. サン・セバスチャンへ、ようこそ

1月19日から公開される本作、スペイン政府観光局による特別試写会(@ユーロライブ)に行ってきた ウディ・アレン監督作品ということで、観客はそれなりの年齢層かと思いきや、30-40代が圧倒的(募集方法がSNSだったから?) 舞台は、カンヌ、ベルリン、ヴェ…

878. あしたの少女

引用元:eiga.com 念願だった深谷シネマに行ってきた! 深谷駅には、人混みの激しい渋谷駅から向かったので、解放感が半端ない そしてとにかく、空が高い その混雑した渋谷駅からたった1時間21分で深谷駅、そこから歩いて7-8分で到着した 劇場前には、手書き…

877. 馬を放つ

引用元:amazon.co.jp 2023年も残りわずかということで、今年劇場で観た映画ベスト9を挙げてみた 「劇場で観た」という条件付きだから旧作も含まれ、逆に配信で観て感動した作品は含まれないという、何とも身勝手なランキング 興行成績の高い作品や、重厚な…

876. 椿姫

引用元:shochiku.co.jp その土地によっていろいろ違いはあるけれど、タクシーの運転手にも結構違いがある 東京に来た時に驚いたのが「必要な会話以外めったにしないこと」 お喋り好きなドライイバーも時にはいるけれど、関西の比ではない 初対面の人と話す…

875. 水の中のナイフ

引用元:filmarks.com 1962年のポーランド映画 ロマン・ポランスキー監督の長編デビュー作 この監督の作品は、「チャイナタウン」、「袋小路」、「戦場のピアニスト」、「オリバー・ツイスト」、「おとなのけんか」等、結構観ているけれど(全然レビューを書…

874. LETO - レト -

引用元:eiga.com 恥ずかしいことに「レニングラード」について、「(ウラジーミル)・レーニンの街」という意味で名付けられたこと以外には、どの場所にあってどのくらいの規模なのか知らなかった レニングラード州の州都は、モスクワに次ぐ第二の都市であ…

873. クレイジー・ナイン

引用元:Yahoo!映画 学生の頃、深夜のコンビニでバイトしていた 4年間働いて、最後の1年間は、翌日到着するお弁当や雑貨などの発注作業まで担当していたから、卒業時には店長から半分冗談で就職を勧められたりもした 午後9時から朝6時までのシフトで、授業の…

872. ブロークン・フラワーズ

引用元:Yahoo!映画 2005年のアメリカ映画 公開当時に劇場で鑑賞 後でDVDも買ったので何度か観ている作品 ジム・ジャームッシュ監督作品の中でも「ジャームッシュを好きじゃなさそうな人にも勧められる」のでは?と勝手に思っている 彼らしい作品ではあるけ…

871. 理由

引用元:Yahoo!映画 原題は「Just Cause」 厳密に訳せば、「(正当な)理由」 カッコの中を除いてしまうと、大事なニュアンスまで失われてしまうから、邦題を決める際に諦めて欲しくなかったと思う 犯行の動機に大きく関わるポイントだけに、鑑賞後には尚更…

870. ディーパンの闘い

引用元:Yahoo!映画 2015年のフランス映画 内戦が続くスリランカ 戦況も厳しく、フランスに逃れるために元兵士はディーパンと名乗り、まったくの他人の女性をひとりは妻、そしてもうひとりを娘と偽りスリランカを脱出 それぞれ家族を失った三人が偽装家族と…

869. 去年マリエンバートで

引用元:Yahoo!映画 1961年のフランス・イタリア合作 タイトルだけはずっと前から知っていたけれど、ようやく観ることができた 驚いたのは、つい最近鑑賞した黒澤明の「羅生門」に触発されて作られたものであること 両作品の雰囲気のあまりの違いに、まさか…

868. 野球どアホウ未亡人

最近、劇場で観た映画が、あまりにも暗かったことに気づき、(「福田村事件」とか「月」とか「アイヒマンが処刑された日」とか)、本作を観に池袋新文芸坐へ 仕事に忙殺されていた夫の賢一(秋斗)は、草野球チーム「多摩川メッツ」の監督である重野(藤田健…

867. 地獄の警備員

引用元:amazon.co.jp その昔、新入社員で入った会社には、テレックスなるものが存在した タイプライターのようなキーボードが付いた通信機器で、メッセージを打ち込み送信すると、指定した相手のテレックスから印刷される、「FAXの前身」のような通信機器 …

866. コーヒー&シガレッツ

引用元:amazon.co.jp シガレッツを嗜むことはないけれど、コーヒーは好きで毎朝必ず飲む その日の過ごし方によって、昼から夜は飲んだり飲まなかったりするけれど、自宅では豆を挽く インスタント、缶コーヒー、アイスコーヒー、そしてサーバーに貯めている…

865. 羅生門

引用元:amazon.co.jp 「羅生門」は教科書で読んだ 調べて観ると、現在の高校教科書のすべてに掲載されているという 老婆が死体の髪の毛を引き抜いているところなど、究極的に飢えた人間がどういう心理でどんな行動にでるのか 10代の自分にどれほど想像でき…

864. 枯れ葉

いよいよ本日から公開される、アキ・カウリスマキ監督の最新(祝・復帰)作 先週、ユーロスペースで行われた先行上映に行ってきた 平日の夜にも関わらず、地味なフィンランド映画を観に足を運んだ、奇特な人たちで溢れていた しかしこの地味なフィンランド映…

863. 幸福の黄色いハンカチ

引用元:shochiku.co.jp 「PLAN 75」を観る前に、倍賞千恵子出演作の予習として「男はつらいよ」を観たと書いたけれど、もう一本観たのが本作 いつかは観ようと何十年も思いながら、ラストシーンが有名過ぎるせいで、何となく後回しに、、 「この機会を逃す…

862. 男はつらいよ

引用元:amazon.co.jp 最近の楽しみは、毎朝「私の履歴書」を読むこと いつもは、知らない(大企業の経営者とか)オジ様の 自慢話、もとい、苦労話が書かれているから滅多に読まないけれど、倍賞千恵子の連載が始まってからは熱心な愛読者に 倍賞という名の…