無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

876. 椿姫

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引用元:shochiku.co.jp

 

その土地によっていろいろ違いはあるけれど、タクシーの運転手にも結構違いがある

 

東京に来た時に驚いたのが「必要な会話以外めったにしないこと」

 

お喋り好きなドライイバーも時にはいるけれど、関西の比ではない

 

初対面の人と話すのがあまり好きな方ではないので、本当なら東京のタクシーの方が良いはずなのに(道中会話しながらというスタイルに慣れていたせいか)不愛想に感じてしまった

 

今では、行き先だけ告げて降りる時にお礼を言うだけ、というのにすっかり慣れてしまったけれど、時々は運転手の話を聞いてみたいとも思う

 

 

 

1988年の作品

 

北海道で行われるコンサートのため、その前日に東京を発ったオペラ歌手の水原智絵子(秋山恵美子)とそのアシスタント美紀

 

ところが濃い霧の影響で飛行機は別の空港に着陸し、そこからは主催者側の用意したタクシーで札幌に向かうことになってしまう

 

予期せぬ4時間のロングドライブだったが、出迎えたタクシー運転手の格次郎(加藤健一)が、偶然にもオペラファンで水原のコンサートにも行ったことがあったこと、また若いアシスタントがお喋り好きだったことから会話が盛り上がる

 

「乗客の中にもオペラファンが結構いるんですよ」という格次郎の話から、その中でも格次郎に特別な影響を与えたあるひとりの女性との出会い、そしてその後について話し始める

 

 

 

終盤に向けてストーリーが大きく盛り上がるのが普通の映画ながら、本作は大きな出来事はあるものの、何となく小じんまりと進んでいく

 

といって飽きてしまうようなことはなく「普通はそうなるよな」という何とも親近感のある展開に、新鮮な面白さがある

 

 

残念ながら予告動画は見当たらなかった、、

 

 

明日は、キルギスが舞台の映画をご紹介

 

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