無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

623. デイライト

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引用元:Yahoo.co.jp

 

ニュージャージー州からニューヨーク(マンハッタン)に行くには

 

   1. 橋(ジョージ・ワシントン・ブリッジ)

   2. トンネル(ホランド・トンネル)

   3. フェリー(NY ウォーターウェイ)

 

という手段がある

 

ニュージャージーに住んでいた頃は、一番便利な橋を使っていたけれど、時間に余裕があって、マンハッタンの中を車で移動したくない(最悪な交通マナーの中を運転するにはテンションを上げないとしんどい)時は、車をハドソン川岸に駐車して、フェリーを使った

 

そして、滅多に使わない手段がトンネル

 

橋やフェリーに飽きた時や、前もって橋が渋滞しているとわかった時だけ、数回使った

 

 

 

開通は1927年(昭和二年!)という古いトンネルで、薄暗く圧迫感のある長い川底の道を、車で走るのはあまり気分の良いものではない

 

「ここで事故ったら嫌だなあ」

 

と(この映画の存在を知らずに)何度も思ったもの

 

 

 

 

産業廃棄物を違法に処分する(捨てる)ために、マンハッタンからニュージャージー州に向かっていたトラック

 

運転手は「ワシントンブリッジが渋滞しているから」と、ホランド・トンネルを選択

 

ところが、パトカーに追いかけられていた逃走車が、そのトラックに激突

 

荷物に引火し、大爆発してしまう

 

 

 

タクシー運転手のキット(シルベスター・スタローン)は、たまたま客を乗せてトンネルに入ったところで、この爆発事故に巻き込まれてしまう

 

かつて緊急医療班の隊長を務めていたキットは、トンネル内に閉じ込められてしまった多くの人を助けようと、現職の隊長に訴えるも、部外者扱いをされてしまう(そりゃそうだ)

 

 

 

もちろん、主演のスタローンは、そんな逆境にも負けないで、多くの人命を救い、最後は担架に乗せられ救急車に搬送されていくのだが、そのショットの背景にハドソン川、そしてその向こうにワールドトレードセンター・ビルが映っているのが、何ともやるせない

 

 

 

明日は、オトナになってもまだまだ成長過程だな、と考えさせられる邦画を