引用元:Yahoo!映画
前回、ペンシルヴァニア州のパンクストーニーに行ったという話をしたけれど、その時に住んでいたのが隣のニュージャージー州
パターソンという町は、隣の隣のそのまた隣にあり、車で15分くらいの距離だった
その割にパターソンのことをあまり知らないのは、当時はあまり治安のよい場所とは言えなかったから
本作が、2016年に大好きなジム・ジャームッシュ監督の作品として上映された時には、「もっと行っておけば良かった」と心底後悔した
住んでいる場所と同じ名前を持つパターソン(アダム・ドライバー)はバスの運転手
パターソンに住むパターソンさんの仕事は運転手で、演じている役者の名前はドライバーさん(笑)
毎日詩を書いて、愛犬の散歩に出かけ、行きつけのバーに寄って愛妻と過ごす
バスの運転を淡々とこなす様に、毎日の行動も決められた通り変わることなく行われる
そんな規則正しい生活は、人によっては息が詰まるかもしれないけど、パターソンにとってはそれこそが心地よい過ごし方で幸せを感じている
毎日のルーティンの中にもちょっとした変化や新しい気づきは常にあって、それを楽しむことができるパターソンにとっては、これ以上ない充実した生活なのかもしれない
そういった些細な変化に気づいて楽しむことができるのは、パターソンが詩を書いているからなのかもしれない ちなみにビートニクを代表する詩人のアレン・ギンズバーグもパターソンの出身
パターソン的な生活も良いなあと憧れつつ、彼ほどオン・オフを徹底するのは職種を選ぶよなあ、、