無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

483. みんなのバカンス

昔お世話になった、年齢がひと回りくらい上の仕事仲間(アルゼンチン人)が 夏休みには4週間くらい必要 と説明してくれたことがある 彼曰く、「休暇に入る気持ち的な準備する1週間、休暇の2週間、そして仕事に戻る気持ちになるまでの1週間が必要だから」とい…

482. 堕ちた希望

引用元:tiffjp.net 2018年のイタリア映画 イタリア、ナポリのイメージは温暖な気候に美しい海、陽気な人々に美味しい料理などだろう ところが最近(といってもここ15年くらい)はゴミ処理の問題が続き、それによる健康被害もあり、暗いニュースも多い イタ…

481. 天気の子

引用元:yahoo.co.jp 先週、「すずめの戸締まり」の二回目を観てきた 一回目から数日しか経っていないこともあって、(楽しみな気持ちと同時に)最後まで集中できるか不安に感じながらの鑑賞 ストーリーが頭に入っているだけに、多少の前後関係の確認をする…

480. 黒猫・白猫

引用元:amazon.co.jp 1998年のフランス・ドイツ・ユーゴスラビア合作 原題はそのまま「Chat Noir, Chat Blanc」 ロマ族のマトゥコは中途半端に成功(?)している詐欺師 大きなヤマを狙ってはいるが、それを叶える才覚もない 今回はロシアの密輸船から石油…

479. お早う

引用元:amazon.co.jp 1959年の小津映画 都内の川沿い新興住宅地 小学生の男の子たちはみな大相撲に夢中 林家の長男実と弟の勇は、近所の家にお邪魔してはテレビを見せてもらうのが日課になっていた この兄弟の母親民子(三宅邦子)は、町内会の会計係として…

478. エレニの帰郷

引用元:amazon.co.jp 2008年のギリシャ・ドイツ・カナダ・ロシアの合作 舞台は1999年のローマ 映画監督の男(名前は「A」とされている、ウィレム・デフォー)は、映画の撮影が思う様に進まず、またその事で経営陣と揉めてイライラしていた そんなところに、…

477. C・C・ライダー

引用元:cinemacafe.net 映画の話の前に、 昨夜のW杯初戦、ドイツ 1 - 2 日本 何とも見事な逆転勝利! 前半の苦しい戦いから、よく耐えて、持ち直して、逆転して、その後も守り切った 体力と気力と精神力とチームワークと、まさに総力で強豪国を上回った ひ…

476. THE WORKER'S CUP W杯の裏側

引用元:cinemacafe.net いよいよカタールW杯が始まった 今日からは日本、ドイツ、スペイン、コスタリカが属するグループEの試合 突破が難しいグループではあるけれど、日本が勝ち進むには「予想外」を起こす必要があるのだから、思い切った戦い方をして欲し…

475. 天井桟敷の人々

引用元:natalie.mu 学生の頃、「最近のヒット作も、過去の名作も観まくるぞ!」とばかりに、映画のガイドブックを二冊購入した メインで使ったのは(☆の数での評価はあるものの)、客観的に羅列してあるもので、もう一方は、ベテラン映画評論家による座談会…

474. 国家が破産する日

引用元:tsutaya.tsite.jp 今から25年前の1997年11月21日 急激な外貨流出に対応不能となった韓国政府は、国際通貨基金(IMF)に緊急融資を申請する タイから始まったアジア通貨危機の一連の流れで語られることもあるけれど、慢性的な借入金の長期の繰り越し…

473. パルプ・フィクション

引用元:cinematoday.jp 1994年のアメリカ映画 パルム・ドールも受賞した(クエンティン)タランティーノ監督の大ヒット作 そして単なる商業的なヒット、カルチャー的な話題作というだけでなく「映画の新たな面白さに気付かせてくれた」作品だと思う サミュ…

472. 赤い砂漠

引用元:amazon.co.jp 映画監督ミケランジェロ・アントニオーニを知ったのは、彼の作品ではなく、2000年にリリースされたカエターノ・ヴェローゾのアルバム「ノイチス・ド・ノルチ」に収録された「ミケランジェロ・アントニオーニ」という曲だった カエター…

471. すずめの戸締まり

もうコロナ関係なく、満員の映画館には(出来ることなら)行きたくないので、平日の夜の回にて鑑賞 その甲斐あって、前後左右2席以上空いた席で観ることができた 今回は新海誠の他の監督作品をおさらいしたり、本作の情報を可能な限り耳に入れない様に(そし…

470. 後妻業の女

引用元:amazon.co.jp 久しぶりに日本映画を 2016年の鶴橋康夫監督作品 大阪にある結婚相談所主催のパーティー 「好きなことは、読書と夜空を見上げることです」 と挨拶する小夜子(大竹しのぶ)は60代 そんな小夜子が可愛く映り、男性からのアプローチが絶…

469. パンチドランク・ラブ

引用元:amazon.co.jp 2002年のアメリカ映画 ロマンティック・コメディと評されているけれど、恋愛ホラー?或いはバイオレンスと言った方が内容に近いと思う ロサンゼルスに住むバリー・イーガン(アダム・サンドラー)は、姦しい姉たちに囲まれて育ったせい…

468. オン・ザ・ミルキー・ロード

引用元:amazon.co.jp 2016年のセルビア映画(イギリス・アメリカとの合作) 初めて観るエミール・クストリッツア監督作品 終らない隣国との戦争で演奏家としての仕事がなくなり、今はミルクを配って生計を立てているコスタ(エミール・クストリッツア) 彼…

467. 君の名は。

引用元:yahoo.co.jp ここ数年、劇場でも密集しない空間に慣れているせいか、「すずめの戸締まり」は、まだ観に行けていないので、今更ながら2016年の大ヒット作を 近く、1000年に一度と言われる彗星が見られるというニュースで盛り上がる日本 東京の四谷に…

466. フットルース

引用元:amazon.co.jp 1984年のアメリカ映画 まさしく80年代ど真ん中のアメリカといった作品だろう 何といってもMTV全盛の時代で、本作のサウンドトラックは「フラッシュダンス」と並んでTVから、そしてFMから流れ続けた 本作のサウンドトラックは2019年のデ…

465. ダイナー

引用元:filmarks.com 前回に続いてバリー・レヴィンソン監督のデビュー作(1982年) 時は1959年、監督自身の出身地であるボルチモアにあるダイナーをたまり場にする、5人の若者たち 毎夜、音楽を聴きながら車を走らせ、ダイナーで夜通し騒ぎ、お酒を飲み、…

464. スリーパーズ

引用元:Yahoo.co.jp 1996年のアメリカ映画 「ダイナー」や「わが心のボルチモア」、「グッドモーニング、ベトナム」そして「レインマン」と内容の濃い作品を数多く残しているバリー・レヴィンソン監督の手による 主役ではないけれど、ロバート・デ・ニーロ…

463. アルフレード・アルフレード

引用元:amazon.co.jp 突然ですがクイズです 下にある国別データは何の率でしょう? フランス 3.54% ポルトガル 3.37% アメリカ 2.50% 日本 1.65% イタリア 1.51% こちらは離婚率(答えがパッと見えてしまわないように色を変えてみた)のデータ 人口1000人当…

462. 冬の旅

大好きなアニエス・ヴァルダの、まだ観ていない名作が上映されると知って、「パイナップル・ツアーズ」、「WANDA/ワンダ」に続いて、今年3回目のイメージフォーラム 原題は「Sans toit ni loi」(「屋根も無く、法も無く」の意) モナという名の少女が、放浪…

461. 雲のむこう、約束の場所

引用元:hulu.jp 旅先の宿を予約する時には、(コスト的に許す範囲で)目的地にアクセスしやすい場所にあるホテルを選ぶようにしている ホテルにジムやプールがある必要はないし、バーやレストラン、窓からの景色でホテルを選ぶことも無い 唯一の例外は、201…

460. 秒速5センチメートル

引用元:cwfilms.jp 新海誠の監督作品とは知らず、「雲のむこう、約束の場所」より先に観た作品 三つの短編を繋いだオムニバス 1) 桜花抄 時は1990年代前半 貴樹と明里は、互いに東京の小学校に越してきた転校生 性格的にも通じるものを感じていたふたりは、…

459. ゴッドファーザー PARTⅢ

引用元:filmarks.com 1990年に公開された16年振りの続編 本作の公開はリアルタイムだったから、初回は劇場で鑑賞 「過去の名作」として観た前二作と比較すると、16年もの長い間隔が空いてしまったこともあって、「違和感がある」という声が当時多かった記憶…

458. ゴッドファーザー PARTⅡ

引用元:filmarks.com 「前作」からわずか二年で公開された続編 前作を観終わると自動的に本作を観てしまうので、結果として同じ回数鑑賞している(二作品を観るのに6時間半かかるというのに) 続編共にアカデミー作品賞を獲った(史上唯一)記録は伊達じゃ…

457. ゴッドファーザー

引用元:amazon.co.jp 1972年のアメリカ映画 ちょうど半世紀前の作品になる 学生の時にレンタルビデオで観て以来、今回でおそらく5、6回目の鑑賞 ファミリーの相関図も頭に入っているから(ストーリーを追うのではなく)雰囲気に浸りながら鑑賞できるのは快…

456. ザ・ファン

引用元:Yahoo.co.jp 1996年のアメリカ映画 1991年に公開された「ケープ・フィアー」を彷彿とさせるデ・ニーロがサイコ・キラーを演じるスリラー映画 サンフランシスコでナイフの製造・販売をする会社に勤めているギル(ロバート・デ・ニーロ)は大の野球フ…

455. バベル

引用元:amazon.co.jp 2006年のアメリカ映画 公開時かなり話題になったこともあって、観ようとは思いながらも、随分と経ってしまった モロッコ、サンディエゴからティファナ、そして東京という三つのエリアでそれぞれのストーリーが交差する アメリカ人夫婦…

454. ラッキー

引用元:uplink.co.jp コロナ禍になってから飛躍的に鑑賞映画の本数が増えた ひとつひとつの作品を楽しめてはいるけれど、正直なところ観終わってから反芻するまでの作品となると、その数は限られてしまう 本数が少なければ、自然に余韻に浸るけれど、ハイペ…