無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

999. リップヴァンウィンクルの花嫁

引用元:cinemacafe.net

 

何年も高評価しているレビューを読むにつけ

 

「いつかは観なきゃな」

 

と思っていた作品

 

何となく自分向きではない(タイトルもよくわからないし)気がして今まで手を出せずにいたけれど、観てみたら(全然イメージと違って)約3時間と少々長目ながら、あっという間だった

 

 

 

大人しく自身を主張できないタイプの七海(黒木華

 

派遣教師として働いてはいるけれど、生徒に「声が聞こえません」と揶揄われる始末

 

そんな彼女も唯一ネット上では(匿名で)本音を吐き出すことができる

 

お見合いサイトで知り合った大学で働いている鉄也(地曳豪)とつき合うことになり

 

「オンラインで買い物をするように彼氏ができた」

 

SNSでつぶやいているウチに結婚することになる

 

ところが招待客の多い鉄也と違い、親戚も友人も極端に少ない七海は「何とかして」と無理強いする鉄也に困り、ついには便利屋にサクラを依頼する

 

便利屋の安室(綾野剛)の出席もあり、無事に式を終えたものの、数日後に鉄也の浮気が発覚する

 

 

 

最初は防衛能力ゼロの七海が腹立たしく観ていられなかったけれど、堕ちるところまで堕ちて彼女なりの強さを発揮し始めてから一層面白く観られた

 

後に親友になる真白(Cocco)の母親珠代(りりィ)と、安室と七海の三人で、真白の遺影の前で飲むシーンは、その前後含めしばらく吸い込まれるように観入ってしまった

 

いくつかのタブーを描きつつも深堀りしない(その結果、便利屋のキャラがブレてくる)ところがむしろ人気の理由かもしれない

 

 

恐らく数年後に再び観ることになりそうな作品

 

 

明日は、1000本目の映画を紹介します!

 

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