引用元:amazon.co.jp
ラ・バンバといえば、多くの人にとってロス・ロボスの曲として認識されているだろう
元々はメキシコで300年以上前から歌われてきた民謡で、それをロック調にリメイクして1958年にリリースし、ヒットさせた伝説のロッカー・リッチー・ヴァレンスの自伝映画
ちなみにロス・ロボスのラ・バンバは、本作の主題歌にもなり、全米チャートを皮切りにオーストラリア、フランス、イタリア、イギリスなどでも1位を獲得
個人的には、高校生の時に洋楽チャートと同時にオールディーズを聴き始めた時に、最初に好きになったバディ・ホリーと同じ飛行機事故で亡くなったシンガーという印象で、正直なところ(キャリアが一年しかないこともあって)本作を観るまではよく知らなかった
時は1957年
北カリフォルニアの農場で、16歳のリッチー(ルー・ダイアモンド・フィリップス)は汗まみれになって働き、苦しい家計を支えていた
夢は大好きなギターで成功すること
そんなある日、兄のボブ(イーサイ・モラレス)が詐欺による刑期を終えて出所してくる
真面目なリッチーとは、腹違いの兄弟ということもあって正反対のボブ
再会するなり母親に大金を見せつけ「明日、こんな村の生活から抜け出すんだ」と告げる
その夜、ボブはリッチーの彼女ロージー(エリザベス・ペーニャ)に手を出しまうが、彼女も一緒に南カリフォルニアの新居での生活を始める
ロージーは特別な存在ではなくなってしまったものの、リッチーは新しい学校(ドナという美しい転校生に惹かれる)や、加入した地元のバンドで楽しい毎日を送っていた
そしてついに自分のバンドを結成し、母親が手配してくれた会場でお披露目のコンサートを開く
コンサートは、酔っ払ったボブが暴れたことで散々な結果に終わるも、演奏を耳にしたレコード会社のプロデューサーからレコーディングの申し出を受ける
デビュー曲の「カモン・レッツ・ゴー」に続く二枚目のシングルは、憧れの転校生に捧げた「ドナ」
そのB面に収録された曲が、メキシコ民謡をリッチーの解釈でアレンジした「ラ・バンバ」だった
改めてラ・バンバを聴いてみると、C / F / G / F のコードを最後まで繰り返すだけ(途中転調あり)という何ともシンプルなコード進行に、(300年前から親しまれてきた民謡に対して失礼な気もするけれど)「よくデキた曲だなあ」と感心する
リッチーと同じステージで演奏する様子が少しだけ観られる、エディ・コクラン役のブライアン・セッツァーとバディー・ホリー役のマーシャル・クレンショー
ブライアン・セッツァーは素のまま(それだけ普段の彼が似ている)だけど、マーシャル・クレンショーの思い入れたっぷりなコスプレぶりが面白い
明日は、コロナ過での生活が始まった頃によく広告を見かけた韓国映画をご紹介