
引用元:moviewalker.jp
パリ郊外の新興住宅地に住んでいる15歳のマリー(ポーリーヌ・アキュアール)は、友達のアンヌ(ルイーズ・ブランシェール)が出場するアーティスティックスイミング(シンクロ)の大会を観に行く
アンヌのチームの演技が終わり、会場を出ようと席を立ったマリーだったが、次のチームのキャプテン・フロリアーヌ(アデル・ヘネル)の容姿と演技の美しさに惹かれ、その場で足が止まってしまう
後日、自身も同じクラブに所属しようと申し込むも、当期の受付期間は既に終了していた
諦めきれないマリーは、練習場の前でフロリアーヌが来るのを待ち、
「練習を見学させてくれたら何でもする」
と頼み、例外的に練習の場に加えてもらうことになる
「ガールフッド」、「ぼくの名前はズッキーニ」、「燃ゆる女の肖像」等々、大好きなセリーヌ・シアマ監督の長編デビュー作
本作でフロリアーヌを演じたアデル・ヘネル(「午後8時の訪問者」で女性医師を演じている)と、一緒に生活していた
本作でのマリーとフロリアーヌの関係も、あくまで自然に、そしてソフトに描かれていて観る側にも優しく受け入れられる映像
この程度感は、「自然に見えてなかなか難しい」のではなかろうか、と監督のこだわりを感じさせる
マリーを演じたポーリーヌ・アキュアールも魅力的だったけれど、その後の出演作は日本では公開されていないようで残念
明日は、誘拐婚についての作品をご紹介