無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

1032. グラントリノ

引用元:amazon.co.jp 2008年のアメリカ映画 とんでもないキャリアを誇るイーストウッド 特に後期(65歳以降)の充実ぶりが凄まじい中でもひと際輝く本作では、監督、プロデュース、そして主演を務めている 彼が78歳の時の作品で、いわゆるイーストウッドが…

1031. ヒトラーの贋札

引用元:amazon.co.jp いつも冒頭に流れる出演者のクレジットを観ながら、作品をイメージしている クレジットの背後の景色から何らかのメッセージを発しているのかな?とか 或いは既に人の動きがあったりもするし、音楽はクラッシック、ジャズ、ロック、或い…

1030. まともな男

引用元:filmarks.com ヒッチコック映画では定番の「巻き込まれ型サスペンス」 どこにでも居そうな普通の男が、ある日「ちょっとした些細なこと」をきっかけにどんどん深みにはまっていくというもの 本作で登場するのは、優しそうな中年男性 会社の上司には…

1029. 真実の瞬間(とき)

引用元:amazon.co.jp この映画を初めて観たときにはまったく知らなかったハリウッドに対する赤狩り 1930-40代初頭、ドイツやイタリアでファシズムが台頭し、アメリカでも共産党が支持を得るようになる 第二次大戦中は連合国としての同盟があったソ連だった…

1028. アンジェラの灰

引用元:amazon.co.jp 1999年のアメリカ映画 しかし舞台は99%アイルランド 時は1930年代 アイルランド出身のマラキ(ロバート・カーライル)とアンジェラ(エミリー・ワトソン)はニューヨークのブルックリンで結婚し、5人の子供に恵まれるも、大恐慌の最中…

1027. ホワイ・ドゥ・フールズ・フォール・イン・ラブ

引用元:amazon.co.jp タイトルの「WHY DO FOOLS FALL IN LOVE」 映画「アメリカン・グラフティ」の挿入歌にもなった曲 邦題は「恋はくせもの」 高校生の時にこの映画のサントラ盤をきっかけに、バディ・ホリーやチャック・ベリー、リトル・リチャード、プラ…

1026. できごと

引用元:amazon.co.jp スティーブン(ダーク・ボガート)はオックスフォードの哲学教授 40代の彼には、妻とふたりの子供、郊外に大きな邸宅、そして三人目の子供が生まれようとしていた 教え子のウィリアム(マイケル・ヨーク)は、無口で雰囲気のあるオース…

1025. アルフィー

引用元:amazon.co.jp 何と言っても主演のマイケル・ケインが若い! 「探偵スルース」よりも6年前だから、当然と言えば当然ながら、個人的には違和感があるくらい(大変失礼) とはいえ、当時33歳という割にはどこかくたびれた感じがあり、まさにその辺りの…

1024. SLY STONE スライ・ストーン

引用元:amazon.co.jp 先日観た「JIMI : 栄光への軌跡」は、ひとりの天才が世に認められるまでの過程がほぼリアルに描かれていて面白かったものの、個人的なジミヘンへの興味が(アルバムはひと通り聴いてはいるけれど)熱心なリスナーとまではいかないせい…

1023. モンスター

引用元:amazon.co.jp フロリダのデートナビーチで娼婦をしているアイリーン(シャーリーズ・セロン) 雨を凌ぐためにビールを飲みに入ったバーで、レズビアンのセルビー(クリスティーナ・リッチ)に声を掛けられる 自分にはまったくその気はないと邪険な態…

1022. 喜劇 大安旅行

引用元:eiga-watch.com 1968年の作品 大阪の天王寺 大安吉日に和歌山方面に出発する電車は、南紀白浜に向かう新婚カップルで満員 車内でイチャつく彼らに、専務車掌の大作(フランキー堺)は乗車券の確認をするのにもひと苦労していた そんな独身の大作は、…

1021. JIMI : 栄光への軌跡

引用元:filmarks.com ロック・ギタリストのジミ・ヘンドリックスが、バックバンドのギター担当をしていたデビュー前から、ビッグネームになる「モンタレー・ポップ・フェスティバル」に出発するまでの過程を描いた(創作を含んだ)ドキュメンタリー映画 時…

1020. ボブ・マーリー ONE LOVE

社会人になる直前、ジャマイカへ行った もちろんその理由はボブ・マーリー 既に彼は亡くなっていたけれど、彼が生まれ育った国を見たかった レンタカーで首都のキングストンから、島の反対側にある(第二の都市)モンテゴベイまで、途中の山道で現地の住民を…

1019. ラ・ポワント・クールト

引用元:filmarks.com 南仏の漁村・ラ・ポワント・クールト 久しぶりに故郷に帰ってきた夫(フィリップ・ノワレ) その彼を追って、パリから数日後にやって来た妻(シルヴィア・モンフォール) 結婚4年目を迎え、「今回の休暇は里帰りを」という認識の夫に対…

1018. おじいちゃん、死んじゃったって。

引用元:cinematoday.jp 田んぼに囲まれた田舎町に住む吉子(岸井ゆきの)は、祖父の訃報を受けて葬儀に向かう 吉子の父・清二(光石研)に、その兄(若松了)と妹(水野美紀)という祖父の三人の子が集まり、準備を進めて行く ところが、久しぶりに会った兄…

1017. パープル・レイン

引用元:musiclifeclub.com 2022年にリリースされたプリンスのライブ盤(1985年)を聴いてから、しばらく「プリンス漬け」になってしまった 1982年にリリースされたアルバム「1999」は後追いだったけれど、次の「パープルレイン」から、「Lovesexy」(1988年)…

1016. 僕らはみんな生きている

引用元:shochiku.co.jp 1993年の作品 公開前年からスピリッツに連載されていた漫画は知っていたけれど、映画化されていたのは知らなかった 90年代前半の、勢いに乗っていた日本のサラリーマンの様子が良くわかる 高橋(真田広之)は若手商社マン、タルキス…

1015. 悪人

引用元:amazon.co.jp 久留米から福岡に出てきて保険の外交員として働いている佳乃(満島ひかり)は、仕事よりも遊ぶことに夢中 出会い系サイトを使って複数の男性とコンタクトするも、意中の男以外にはぞんざいな態度で接していた ある夜、そんな「佳乃が気…

1014. 浜辺の女

引用元:eiga-pop.com 映画監督のチュンネ(キム・スンウ)は、シナリオが書けないで困っていた 気分転換に西海岸に出掛ければ書けるかもしれない、と後輩で美術監督のチャンウ(キム・デウ)を誘うも、彼女との約束で行けないと断られてしまう 我が儘なチュ…

1013. 82年生まれ、キム・ジヨン

引用元:chikumashobo.co.jp 2020年の韓国映画 コロナ生活が始まった頃、よくこの画像を見かけた 「面白い作品なんだろうなあ」 確かに素晴らしい映画だった ストーリーの大筋は「よくある話」 しかし、ひとつひとつのエピソードが如何に「誤った認識、感覚…

1012. ラ・バンバ

引用元:amazon.co.jp ラ・バンバといえば、多くの人にとってロス・ロボスの曲として認識されているだろう 元々はメキシコで300年以上前から歌われてきた民謡で、それをロック調にリメイクして1958年にリリースし、ヒットさせた伝説のロッカー・リッチー・ヴ…

1011. アイアンクロー

kino cinema新宿にて鑑賞 1960-1970年代に、「鉄の爪(アイアンクロー)」と呼ばれた得意技で一世を風靡したアメリカ人プロレスラー、フリッツ・フォン・エリックと、彼の家族を描いた作品 父親が果たせなかったNWA世界ヘビー級チャンピオンになる夢を叶える…

1010. 転々

引用元:saru.co.jp 竹村文哉(オダギリジョー)は大学の八年生 返すアテもない84万円の借金を抱えていたところ、下宿先に取り立て屋の福原(三浦友和)が押し入ってくる いきなり羽交い絞めにされ返済を迫る福原だったが、文哉にその能力も見込みも無いとわ…

1009. スウィート ヒアアフター

引用元:filmarks.com 1997年のカナダ映画 弁護士のミッチェル(イアン・ホルム)は、スクールバスの転落事故のあった山間の町にやってきた ドライバーにもバスの整備にも過失は無く、雪道で起こった悲劇と思われていたこの事故の遺族たちに、(バスの構造に…

1008. 暴力脱獄

引用元:amazon.co.jp ポール・ニューマンという俳優は、「ハスラー」や「明日に向かって撃て」、「スティング」などの名作を見てしまうと、何となく理解してしまったような気がして、正直なところあまりよく知らない ということで代表作の本作を 原題は「CO…

1007. 誰もがそれを知っている

引用元:filmarks.com 今は家族でアルゼンチンに住んでいるラウラ(ペネロペ・クルス)は、妹の結婚式の為に娘のイレーネ、息子のディエゴとスペインに帰省する 夫は仕事で参加できないことにしているが、実は事業に失敗して以来、この二年間失業中でアルゼ…

1006. ソウル・パワー

引用元:amazon.co.jp 映画作品の公開年度は2008年ながら、「キンシャサの軌跡」と呼ばれる1974年に行われたモハメド・アリ対ジョージ・フォアマンの試合に先駆けて三日間に亘って行われたコンサート「ザイール '74」の模様を収めたもの 後に大物プロモータ…

1005. ギフテッド フリムンと乳売り女

引用元:dreampass.jp ホステスの悦子(間宮夕貴)は、那覇の歓楽街・松山のおっぱいパブ「マンゴー・プリン」の人気ナンバーワン 元黒服で、今は儲け話として先輩から紹介されたブルドッグのブリーダーをしている隼人(原嶋元久)とアパートで同棲している …

1004. オッペンハイマー

2020年にコロナが始まってからというもの、我ながら異常なペースで映画を観続けてきた ステイホーム期間も明けて、すっかり週4~5日出勤という生活になってからも、大幅にペースダウンすることなく、むしろ劇場に行けるようになった分、より充実した映画生活…

1003. 愛しのフリーダ

引用元:amazon.co.jp 1961年のリバプール 16歳で卒業した彼女は会社に就職 全員がタイピストというタイプ課に配属され、男性社員が頼みに来る契約書や手紙をタイプする仕事(なんと長閑な!) ある日、会社の同僚にランチに誘われて行った店がキャヴァーン…