無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1020. ボブ・マーリー ONE LOVE

 

社会人になる直前、ジャマイカへ行った

 

もちろんその理由はボブ・マーリー

 

既に彼は亡くなっていたけれど、彼が生まれ育った国を見たかった

 

レンタカーで首都のキングストンから、島の反対側にある(第二の都市)モンテゴベイまで、途中の山道で現地の住民を乗せてあげたりしながら移動、美しいビーチや食事を楽しんだ

 

 


本作の公開が発表されてから、メディアでボブ・マーリーを語る著名人とか、ラジオでリスナーからコメントを集める企画などを目に(耳に)して、彼が如何に多くの人に影響を与えたのか再認識

 

こうした人たちに比べて、自分はボブ・マーリーの音楽をよく聴き、その影響で一度ジャマイカに行ったけれど、「人生に影響を与えた」というのは大袈裟だろうな、と思っていた

 

しかし数年前、彼のアルバムを聴いている時に、何故か就職活動していた頃の、会社の人事部の人にジャマイカに行くという話をしたことを思い出した

 

振り返ってみると、海外とやりとりのある部署に配属されたのは、それが理由のひとつだったのかもしれないと(何年も経ってから)思い当たり、その後の海外赴任や、外資系企業で働くことになったきっかけだと考えると、大いに「人生に影響を与えた」のかもしれない

 

 

そんなボブ・マーリーの後年、既にジャマイカで最も有名で影響力のある存在になっていた彼が、政治闘争を繰り返し内戦寸前にまで達していた祖国に振り回されながらも、欧州各国で彼の音楽が認められていく過程を描いた作品

 

伝記映画と呼ぶには描かれた期間があまりに短く、オリジナルのウェイラーズで活動していた初期を観たかった気持ちもある(回想シーンとして、初めてスタジオで「シマー・ダウン」を演奏するのがあるくらい)けれど、先述した政治的な問題に加えて自身の病、危うくなる家族の絆、アフリカへの想いなどが大きなうねりとなるクライマックスを上手く108分にまとめている

 

また実際にジャマイカで撮影したという街並みや自然の映像も楽しめる

 

 

観終わってから、原宿でポップアップ・ストアを発見(Tシャツ買えば良かったなあ)

 

 

 

 

明日は、ギターヒローを描いた作品をご紹介

 

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