無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1002. ライオン 25年目のただいま

引用元:filmest.jp

 

5歳になるサルーは、母と兄と生まれたばかりの妹と四人でインドの農村に暮らしていた

 

暮らしは貧しく、学校に通わず仕事に出掛ける兄に、自分も連れて行って欲しいと懇願するも「お前はまだ幼いから、それに誰が妹の面倒を見るんだ?」と断られていた

 

ある日、いつもより必死に自分がチカラ持ちであることをアピールし、妹の面倒は近所の人にお願いできることをアピールすると、根負けした兄が仕事に連れて行ってくれることに

 

ところが列車に乗り目的地の駅に着いた時点で熟睡していたサルーは、兄が何度起こそうとしてもそれを拒み、しかたなく駅のベンチで留守番することになる

 

しかし眠りから覚めたサルーは、無人になった夜中の駅で不安になりながらウロウロ

 

停車中の列車に乗り込んだところ列車が動き出し、ついにはコルカタ(当時の呼び方はカルカッタ)に着いてしまう

 

 

 

 

その後、サルーはインドの施設からオーストラリアに住む夫婦に受け入れられる

 

この作品も養子の難しさを扱っているけれど、大人になったサルーが育ての母親(ニコール・キッドマン)に「もしも母さんたち夫婦に普通に子供が生まれていたら、、」と話し始めた時に

 

「普通に生まれていたのよ、ただそれを選ばなかっただけ」

 

と応えるシーンが印象的だった

 

普段は従順ながら、母親に絡もうとしたサルーは、一瞬理解に苦しんだ後に言葉に詰まってしまう

 

 

インドでは毎年8万人以上のこどもが行方不明になっているという

 

比較するに相応しい数値ではないけれど、2021年の日本の出生数が84万人ということからすると如何に多い数だろう

 

実話ベースの映画とはいえ、台詞もすべて事実というわけでもないだろうけれど、そこから実状を調べたり考えたりするきっかけになったワンシーンだった

 

 

このタイトルになったのは、マーケティング的な戦略もあったのかもしれないけれど、折角の内容が、副題を付けた分だけ凡庸になった印象

 

 

明日は、ビートルズに最も近いところに居た女性の映画をご紹介

 

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