引用元:Yahoo.co.jp
2018年のシンガポール・中国・タイ・日本合作
この四か国でそれぞれの国の監督が撮ったショートムービーのオムニバス
繋がりはないものの設定としては
2014年のサッカーW杯決勝の日、夕方5時から翌朝の9時までの出来事
というもの
ストーリーの中ではブラジル対ドイツの決勝戦ということになっている
登場人物たちはサッカーに特別な思いがあるわけでもなく、実際に試合をテレビで観るわけでもない
唯、そういう日の出来事を、中国のVincent Du、シンガポールのTay Bee Pin、日本の宮崎大祐、タイのRasuguet Sookkarnという監督たちがおミニバスとして映像にしたもの
シンガポールでは三年間不倫をしてきたシンガポール人の教師と中国から来た女性がガードレールに寄りかかって会話をしている
好きでもない新しい彼氏ができたから別れようと告げる女性
そこにタクシーが停まり、運転手が教師に道を尋ねる
どうやら運転手は道に迷って時間を喰ってしまったらしく、その直後に携帯に電話があり「もう来なくていい」と言われてしまう
当面することがなくなった運転手は教師に煙草をねだり、「今日の決勝戦どっちだろうね」と話しかける
運転手の見立てではブラジルがかなり有利という
女性は会話には加わらない(教師も聞かれれば答えるという程度でほぼ運転手の独り言ではある)ものの、雑談がしばらく続く
そして運転手が立ち去った後、教師は女性に向かって「もしドイツが勝ったらもう一度会ってほしい」と言う
設定も話の展開もリアルとも思えないのに妙に現地の湿度や匂いまで感じられる
ちなみに現実の2014年W杯(ブラジル大会)の決勝戦はドイツ対アルゼンチン
ブラジルは準決勝でドイツと対戦して1-7で大敗
個人的にはどちらの応援でもなかったけれど、あまりの残酷な展開に前半30分で観るのをやめた試合だった
前回王者のスペインがグループリーグ敗退で黄金期の終焉を告げ、またイングランドも良いところなくリーグ敗退したこともあってどうにも淋しい大会だった
明日は、木村佳乃が可哀想な作品を紹介します