引用元:eiga.com
金曜日の夜(日付的には土曜日)は、24:00からブラジル対クロアチア、28:00からアルゼンチン対オランダという、W杯決勝トーナメント準々決勝ならではの好カードに夜更かししてしまう
ところが、2試合とも延長PKになってしまい、しかも早朝から豊洲市場で朝ご飯を食べる約束があったので、観終わってすぐに電車に乗る羽目に
午後は映画でも観て(何ならハシゴして)と思っていたのに、まさかの直帰
12月中旬とは思えない暑さに窓を開けて寝始め、夕方寒くて暗い中で目覚めた時に「いま朝?夜?」という起き方を数年振りにやってしまった
そして、すっかり真夜中耐性が整った土曜日の夜(日付的には日曜日)は、24:00からモロッコ対ポルトガル、28:00からフランス対イングランドを、つい先ほど観終わったところ
準決勝も楽しみ、順当(?)にアルゼンチンとフランスが勝ち上がるのか、或いはもうひと波乱あるのか?
火曜と水曜(いづれも28:00から)は、仮眠を取ってから、というか早起きして観よう
2016年のフランス映画
ベルリンに暮らす30歳のフランス人女性サシャ
ある夏の日、アトリエでの仕事を終え帰宅途中の公園で突然倒れ、そのまま亡くなってしまう
一緒に暮らしていた恋人のロレンス(アンデルシュ・ダニエルセン)も、フランスに住む彼女の両親と妹のゾエ(ジュディット・シュムラ)もあまりに突然の不幸に言葉を失ってしまう
一年後の夏、ベルリンを離れパリに住むロレンスは、サシャを失ってしまった時よりもむしろ不安定な精神状態にあった
ゾエは、そんなロレンスを絶妙な距離感で見守っていく
そしてさらに一年後の夏、かつて住んでいたニューヨークに引っ越し、少しづつ本来の自分を取り戻していくロレンスの元を訪ねるゾエ
ミカエル・アース監督作品
観始めて数分で「この監督の作品を一通り観てみたい」と思わせるほど映像が美しい
↑ のポスターの様な海岸の風景はもちろん、公園のシーンでも、アパートの屋上でも、部屋の中でも、何一つ引っかかるものが映らない
上質なリネンに包まれているような感覚で作品が観られる心地良さ
ベルリン・パリ・ニューヨークと舞台が変わるけれど、よくある「三都物語」的なロケーションに依存したストーリーではなく、ロレンスの精神状態のステップを分かり易く描くための小さな助けに留めているところも心憎い
ロレンスの友人の弟のミュージシャン役として、カナダのシンガーソングライター、マック・デマルコが出演、ステージでの演奏シーンもある
彼の曲には、浮遊感があって中毒性の高いものが多くて、疲れている時に聴くと身体に染み込むような気がする(W杯観戦で寝不足の身体にもぴったり)
この他、挿入される楽曲もタヒチ・ボーイによる音楽も(作品の邪魔をせず)印象的
「作り物」を観ている感覚が無いので、スルスルッと自然に話に入って行ける