引用元:amazon.co.jp
1992年のアメリカ映画
ハル・ハートリー監督作品
物語は二人の兄弟を中心に進んでいく
兄のビル(ロバート・ジョン・バーク)は強盗したお金を恋人(だと思っていた)に騙し取られ一文無し
弟のデニス(ビル・セイジ)は反対に真面目な学生
ふたりの父親は元ドジャースの名遊撃手で今は爆破事件の犯人として刑務所の中にいる
ある日、新聞に父親が脱走したという記事が載っているのを見たふたりは、父親に会いにロングアイランドに向かう
ソニック・ユースの「Kool Thing」に乗せて踊る印象的なダンスのシーンは、エリナ(レーヴェンソン)が以前に舞台で習ったアフリカのダンスが元になっている
ストーリーに直接関係ないシーンなのに記憶に残るのは得てしてこうしたシーンであるのは面白いし、少し残酷な気もする
ハル・ハートリーはジム・ジャームッシュと同じ系譜として語られることが多いけれど、本作だけでもジャームッシュからの影響が随所に見られる
オープニングのクレジットのロゴからカメラワーク、音楽の使い方、そして脇役の活かし方に至るまで
元野球選手がどうして爆破事件の容疑者として逃げ回っていて、真の目的は何なのか?
こういうタイプの映画だから詳しい説明も伏線の回収も求めていないけれど、もう少し整理が必要か
この辺りジャームッシュとの差は小さくない気がする
明日は、有馬稲子出演作をご紹介