無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1217. 海峡

引用元:yahoo.co.jp

1954年(昭和29年)に青函連絡船・洞爺丸(とうやこまる)が台風で沈没、死者・行方不明者あわせて1,155人という、日本海難史上最悪の事故が起きた

 

この事故を題材とした映画に「飢餓海峡」がある

 

そして、この洞爺湖丸事故や、朝鮮戦争時のものと思われる浮流機雷が津軽海峡流入していたことなどで、航路の安全が脅かされる事態により、北海道と本州をトンネルで結ぶ計画が動き出す

 

 

 

国鉄職員の阿久津(高倉健)は、青函トンネル建設に向けて、地質調査のために龍飛(たっぴ)にやって来る

 

冬に入り海に近づくことができなくなり、陸の地質を調べようと、阿久津が雪の中を探索していると、岸壁から身投げしようとする女の姿が見えた

 

何とかその女・多恵(吉永小百合)を助けて、呑み屋に世話をする

 

能登の旅館で働いていた多恵は、自らの過失で(死者も出た)火事を起こし、「もう、生きていられない」という思いで、ここに辿り着くも、龍飛の人たちに良くしてもらい、再び生きていく決心をする

 

多恵は、呑み屋で働きながら、阿久津の世話をしていたが、ある日阿久津に「明石海峡大橋建設」の辞令が下り、阿久津は龍飛の人たちに「必ず戻ってくる」と約束し、去っていく

 

 

 

 

舞台になった青森側の町・龍飛(たっぴ)

 

津軽海峡冬景色」の歌詞に出てくる「龍飛岬」は、このタッピだったのか、と今さら知る

 

 

映像、特にトンネル内の事故のシーンなど(時代的に撮影技術も限られているというのに)すごい迫力、それに劣らないキャストの熱演

 

原始的なシンセサイザーが印象的な音楽だけは、40年という時の経過に耐えられていない気がした

 

 

 

この映画を観ると、

 

「今度、札幌に行く時は(新幹線で)是非、青函トンネルを通ってみたいな」

 

と思ってしまうけれど、新函館北斗から札幌に新幹線が延びるのは、何と2030年

 

「じゃあ、函館から札幌は別途特急で」と(1時間半くらいかな、と思いながら)調べてみると、3時間半もかかる

 

北海道の大きさに改めて驚かされる(距離は318kmあるから、東京から仙台の350kmと大差ない、、)

 

 

明日は、絵になるシーンの多い映画を紹介します

 

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