無人島シネマ

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345. 飢餓海峡

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引用元:amazon.co.jp

 

水上勉推理小説を映画化した1965年の作品

 

 

完成時には192分もあった為、東映からカットの要請が入り大揉めした結果、182分にカットされた(上映時には更にカットし167分版が使われた)

 

青森と函館を結ぶ青函連絡船が台風で転覆し、多数の死者を出してしまう

 

遺体を収容したところ乗船名簿よりも二名多くの遺体が発見され、函館警察が捜査を始める

 

連絡船の転覆と同じ日に北海道岩幌町では質屋に強盗が入り、大金を奪った上、一家を殺害し放火するという事件が起きていた 

 

函館警察は身元不明の二遺体と、質屋を襲った犯人(三人のうちの二人)の関連性を当たり始める

 

質屋を襲った犯人の生き残りと思われる男(三國連太郎)は、京都の舞鶴で会社の経営者として成功し地元の名士となっていたが、10年後に自宅を突然訪れてきた女性によって事態は思わぬ方向に転がり始める

 

 

 

この作品を観るまで、三國連太郎の演技は何となく不自然に感じられて苦手だったけど(実際それまでは晩年の演技しか観ていなかったこともあって)、この作品で北海道時代のむさ苦しい無精ひげ若者の姿から舞鶴での身なりのいい中年紳士までの変化を目にして、今までみていた三國連太郎と若い頃の姿が繋がったことで、先入観が消えた

 

取り調べで犯人を鋭く追及する若手刑事を高倉健(当時歳)にはまだ後年の貫禄も無く、活き活きとした演技が新鮮

 

 

ちなみに88年(昭和63年)3月13日青函トンネル開通に伴い、同日をもって青函連絡船の運航は終了している 

 

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