引用元:amazon.co.jp
2017年のドイツ・フランス・アイルランド映画
原題は「Return to Montauk」
マンハッタンからは車で2時間といったところ
ベルリンに住む人気作家のマックス(ステラン・スカルガルド)は、新作小説のプロモーションで久しぶりにニューヨークにやって来る
ニューヨークで暮らしているパートナーのクララ(スザンネ・ウォルフ)と、広報担当のリンジー(イシ・ラボルド)がプロモーションのイベントや滞在中のマックスの世話をしてくれている
朗読会の会場で、若い頃に経済的に援助してくれた恩人のウォルターと再会し、かつての恋人レベッカ(ニーナ・ホス)が弁護士としてニューヨークで働いていることを知る
マックスはクララに気付かれないように(間違いなく気付かれている)リンジーの協力も仰ぎながらレベッカに連絡をとろうとする
何年も音信不通だったというのに突然コンタクトしてくるマックスに対してレベッカは冷たい態度ながらも、翌日に思い出のモントークに行こうと誘う
男はどうしてこういう時にいい加減なんだろう、とか
女はどうしてこういう時に面倒くさいのだろう、というシーンの応酬
そういう意味では邦題は的外れではないけれど、どうしてこういう(悪い意味で)昭和テイストな邦題を付けるのだろうか?(動員数を減らしたいとしか思えない)
「東ベルリンから来た女」でも印象的な演技をしたニーナ・ホスが本作でも自信に満ちた意志の強そうな女性を演じている
聡明そうでもあるけれど、やや極端な考え方もあって人生に満足している風でもないところが二作品でも共通しているし、こうした役がよく似合っている
一方で若い頃から都合の良い生き方をしてきたマックス
こういう男性に振り回されていると頑なにもなるよなあ、とは思う
明日は、おにぎり顔が印象的な、アルゼンチンが舞台の映画をご紹介