無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

103. 東ベルリンから来た女

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 引用元:Yahoo!映画

 

2012年のドイツ映画

 

1980年の夏、東ベルリンの大きな病院で働くバルバラ(ニーナ・ホス)は、恋人の住む西ドイツへの移住申請を却下され、東ドイツの片田舎の小さな病院に左遷されてしまう

 

ショックと不信感から、誰とも話さず心を閉ざしているバルバラに、同僚のアンドレ(ロナルト・ツェアフェルト)は惹かれ、優しく話しかける

 

アンドレもまた左遷されてこの病院に来ていたが、彼の場合はその理由が「過去に犯してしまった医療ミス」であり、左遷だけでなく密告の義務も課されていた

 

バルバラは、実直で優しいアンドレに男性として少しづつ惹かれていくも、秘密警察の目をかいくぐり西ドイツの恋人ヨルクと密会をしている身、病院での仕事を投げ出すことになる自責の念も抱えながら、東ドイツ脱出の準備を着々と進めていく

 

 

 

バルバラはひとりの女性として、ヨルクとアンドレで迷っていたのだろうか?

 

或いは

 

叶えるためにはリスクもあるけれど移住先として憧れていた西ドイツと、いろんなことに目をつぶればつつましく暮らしていける東ドイツで迷っていたのか?

 

 

実際のところ、危険な橋を渡って西ドイツに行って苦労した人や、行こうとして失敗した(中には銃殺された)人もいれば、(高級官僚でなくても)東ドイツで幸せに暮らした人や、東ドイツに留まって無事に壁の崩壊を迎えた人もいる

 

僕たちは希望という名の列車に乗った 」でも同じようなことを書いたけれど、この時代のドイツには人の数だけ物語が存在するのだろう

 

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