無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1086. 大いなる不在

 

いつ以来か思い出せないくらい久しぶりにテアトル新宿に行った

 

夏休み前だからか、上映中の作品に心躍るものが見当たらず、それほど期待せずに鑑賞

 

 

 

俳優として活躍する卓(たかし 森山未來)の元に、一本の電話が入る

 

それは幼い頃に自身と母を捨てた父親の陽二(藤竜也)を捕まえたという、警察からの知らせだった

 

妻の夕希真木よう子)と共に父親を訪ねると、そこには毅然とした態度で支離滅裂なことを喋る、認知症の父親がいた

 

陽二はずっと内縁関係にある直美(原日出子)と暮らしていたが、彼女の姿は見当たらない

 

陽二に行方を尋ねても埒が明かず、卓と夕希は、父の自宅に残されたメモや、かかわりのあった人たちの話から、父と直美に何があったのか探ろうとする

 

 

 

 

 

↓ の予告編にもある「事件か、事故か」というシーンや、時間軸をシャッフルしながらの進行、そして真実に辿り着くのを阻害するような展開など、観る側は最後まで「心地よく」振り回されてしまう

 

陽二の認知症が進行する様子を描いた深刻な人間ドラマという側面と、直美に何が起こって何処に居るのかというサスペンスの要素、そして幼いころから父への屈折した想いを抱えてきた卓が、父親の人生を解き明かそうとするミステリー、という飽きさせないバランスも素晴らしかった(夫婦役を演じた森山未來真木よう子の生活感の薄さも、ストーリーに集中できるという意味で効果的なキャスティングに思えた)

 

大ヒットする作品ではないかもしれないけれど、年間ベストなどでしっかりと評価されるといいなあ

 

 

ちなみに舞台は北九州、、、最近は特に縁を感じる場所

 

 

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