無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1208. 人魚の眠る家

引用元:yahoo.co.jp

 

IT機器の会社を経営する和昌(西島秀俊)は、自らの浮気で妻の薫子(篠原涼子)、娘の瑞穂(稲垣来泉)、そして息子の生人と別居、瑞穂の小学校入学の面接試験が終わったら離婚することになっている

 

夏休みのある日、仕事で忙しい薫子の代わりに、母の千鶴子(松坂慶子)と薫子のふたつ下の妹・美晴(山口紗弥加)が、瑞穂と若葉(瑞穂の同学年、美晴の娘)をプールに連れて行ったところ、水中で失くしてしまったおもちゃの指輪を探そうと、排水溝に指を突っ込んで抜けなくなった瑞穂は、病院に搬送される

 

瑞穂は一命はとりとめたものの意識不明となり、医師からは「脳死」と判断される

 

そして、このまま延命治療を続けるか、脳死判定を受けて臓器提供をするかの判断を迫られた和昌と薫子は、延命治療を継続すると同時に、和昌の会社が開発した最先端技術も試すことにする

 

 

脳死の状態は変わらないものの、技術を使って少しづつ瑞穂の手足は動かせるようになり、家族や関係者に驚きと希望を与える

 

その希望に感動し、周囲が見えなくなっていく薫子とは反対に、膨大な時間とコストのかかる作業に、和昌の社内では「私物化ではないのか」という風も吹き始め、家庭では、(既に存在感を無くしていた)和昌に代わって(瑞穂に装着した機器を担当している)部下の星野(坂口健太郎)が不可欠な存在になっていく

 

そして弟の生人の誕生日に、薫子は(意識が無く椅子に座ったままの)瑞穂も参加させると言い出し、当日家でその準備をしていたところ、生人が友だちの誰にも声を掛けていなかったことがわかる

 

 

 

120分の作品の殆どの時間、胸が締め付けられるようなシーンが続き、激しく消耗してしまった

 

それでも、途中でやめることは出来なかった

 

脳死をどう考えるのか、自分の意見を持っているつもりでいたけれど、「それが自分の子供だったら?」と考えると、即答で肯定できる自信は無いことを痛感させられる

 

 

明日は、マヨラーが登場する映画を紹介します

 

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