無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1219. お吟さま

引用元:cinameclassics.jp

 

時は天正15年(1587年)、豊臣秀吉の茶頭・千利休(二代目中村鴈治郎)の四女・吟(有馬稲子)は、利休七哲(父の高弟とされる七人の武将)のひとりであり、キリシタン大名高山右近仲代達矢)を想い続けていた

 

ところが妻帯者である右近は、(キリシタンの教えを破ってまで)吟と一緒になる決心は出来なかった

 

そんな吟に、父が石田三成南原宏治)から受けた縁談が持ち込まれる

 

その相手は、太閤茶湯七人衆のひとり、万代屋宗安(伊藤久哉)だった

 

相手が右近でない限りは誰であれ、という想いの吟は必死で父に抵抗するも叶わず、二年後に吟は宗安の元に嫁ぐ

 

しかし、いつまでも自分に心を開かない吟に不満を抱えた宗安は、荒れた生活を続ける

 

そして、秀吉と右近がいる茶会の席で、吟の美しさに惹かれた秀吉の姿を目にした宗安と三成は、吟を秀吉の側女に差し出すことで、右近を貶めると同時に、自分たちの勢力を拡大しようとする

 

 

キリシタン大名の存在と周囲の警戒心、そして茶道の影響力など、「教科書では知っているけれど、、」という辺りをフムフムと納得しながら鑑賞

 

それにしても本作での有馬稲子は、美しくはあるけれど、終始俯いているせいもあって、別人に見えてしまう

 

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