引用元:filmarks.com
1962年のポーランド映画
ロマン・ポランスキー監督の長編デビュー作
この監督の作品は、「チャイナタウン」、「袋小路」、「戦場のピアニスト」、「オリバー・ツイスト」、「おとなのけんか」等、結構観ているけれど(全然レビューを書けていない、、)作品毎に違った表情というか、あまりに一貫性が無く、「実は複数人の製作チームなのでは?」とさえ感じる
アンジェイ(レオン・ニェムチック)は妻(ヨランタ・ウメッカ)とヨットで楽しもうと港に向かって車を飛ばしていた
するとひとりの若者(ジグムント・マラノウッツ)がヒッチハイクしようと道の真ん中まで出て来る
拾う気のないアンジェイが速度を落とさないまま走るも若者はその場を離れず、危うく轢き殺しそうになる
若者の不遜な態度に腹を立てるアンジェイだったが、小言を言っているウチに気が変わり、暇つぶしにと若者を後部座席に乗せてやることにする
港に着いてからも生意気な態度の若者に、アンジェイはヨットに乗せてやることに
そして不慣れな若者に(船長として)指示したり、揶揄ったりして、唯でさえ勝気な若者の負けん気を煽り続ける
とにかく自意識過剰で「お子ちゃま」な若者と、大人げなく弄り続けるアンジェイ、そしてそれをとりなし続ける唯一良い人だった妻が、ある展開から二人を非難し始める
特殊な状況でのとっさの判断でその人の「ひととなり」がわかる
ひとつのエピソードでいろいろ教えてくれる面白い作品
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