引用元:amazon.co.jp
1991年のアメリカ映画
この作品はずっと前に一度観ている
劇場ではなくテレビだったか、レンタルビデオだったか
いづれにしてもあまり集中して観た記憶はなく、時期的にも、まだブラピのことも知らなかった頃
今回「復習」してみたところ、大好きなハーヴェイ・カイテルが出演しているのも見逃していた(というか、まだ彼のことも認識していなかったと思う)
カフェでウエイトレスをしている独身のルイーズ(スーザン・サランドン)と、専業主婦で親友のテルマ(ジーナ・デイヴィス)
アーカンソー州の田舎町に暮らすふたりは、サンダーバードのコンバーチブルに着替えや釣り道具を積み込んで、二日間の旅行に出る
ルイーズの彼は自分勝手で結婚の話にもいい加減な対応、そしてテルマの旦那は妻をお手伝いさんのように扱う
爆発寸前のふたりによる逃避行
最初に立ち寄ったバーで祝杯をあげていると、店員のハーランという男(ティモシー・カーハート)が近寄ってきてテルマを口説き始める
ルイーズが何度か忠告したにもかかわらず、元々警戒心が低い上に開放的な気分になっていたテルマは、ハーランの画策通りに飲まされてしまい、酔い覚ましに外に出たところで乱暴されそうになる
ギリギリのところでルイーズが銃を持って駆けつけ救われるも、謝罪を要求するルイーズに対して侮辱的な言葉で返すハーラン
カッとなったルイーズは発砲し、ハーランを殺してしまう
紳士的な刑事役のハーヴェイ・カイテル以外の男たちは皆下品で、女を下に見ていてる
そして女たちはその状況を覆すことで狂喜するけれど、正直なところ「そんなささやかな仕返しでいいの?」と思ってしまう(もちろん最後には強烈なのをお見舞いするけれど)
それ程までに当時の男女格差は大きかったということなのか、或いはこの作品の感覚が「やや遅れ」だったのか
日本の男女雇用機会均等法が成立したのは1985年
その6年後に本作が公開されたということは、「まだ名ばかりの均等」だったということか?
デジタル・リマスターされているであろうキレイな画質で本作を観ていると、時代感覚を失ってしまうけれど、復習するには良い機会だった
明日は、何も考えずに楽しめるアメリカ映画をご紹介