無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

473. パルプ・フィクション

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引用元:cinematoday.jp

 

1994年のアメリカ映画

 

パルム・ドールも受賞した(クエンティン)タランティーノ監督の大ヒット作

 

そして単なる商業的なヒット、カルチャー的な話題作というだけでなく「映画の新たな面白さに気付かせてくれた」作品だと思う

 

サミュエル・L・ジャクソンブルース・ウィリスなど豪華なキャスティングではあるけれど、当時すっかり過去の人(しかも古臭いイメージの)ジョン・トラボルタを主役のひとりに据えるという英断もみられる

 

94年という時代から想像すると「ダイ・ハード」(1988年)、「ダイ・ハード2」(1990年)のダイ・ヒットで(←くだらない!)ブルースウィリスのギャラは、かなり高額なところを、彼を含めた「タランティーノに魅了された俳優陣たち」は協力的な額で出演を了承したとか

 

なるほど、大好きなハーヴェイ・カイテルクリストファー・ウォーケンといった魅力ある俳優を「贅沢使い」していることにも納得

 

 

内容をすっかり忘れてしまっていたので、今回フレッシュな感覚で観直してみたけれど、トラボルタと相棒のサミュエル・L・ジャクソンのやり取りが一番面白かった

 

常に口論しっ放しで、大声で罵倒しあっているようにしか見えないけれど、本人たちはじゃれ合っている感覚なのか、観ている側が「これ以上煽るとキケンかも」と冷や冷やしていると、その直後に笑い合う様な独特のノリ

 

外見は幼稚で馬鹿っぽいけれど、ふたりともクールで頭がキレるという(アメリカ人が好きそうな)コンビに惹かれる