無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

866. コーヒー&シガレッツ

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引用元:amazon.co.jp

 

シガレッツを嗜むことはないけれど、コーヒーは好きで毎朝必ず飲む

 

その日の過ごし方によって、昼から夜は飲んだり飲まなかったりするけれど、自宅では豆を挽く

 

インスタント、缶コーヒー、アイスコーヒー、そしてサーバーに貯めているコーヒーは飲まないし、砂糖もミルクも入れない

 

こだわりは少ない方だけれど、コーヒーについては少々面倒くさいと自分でも思う

 

 

 

 

2003年のアメリカ映画

 

ジム・ジャームッシュによる11作品のオムニバス

 

以前ほど偏狭的に好きなわけではないけれど、数年に一度はDVDを取り出して観ている

 

「2話くらい観ようかな」と思いながら観始めて、結局は全部観ることに

 

 

どのストーリーもふたり(或いは三人)でコーヒーを飲みながらタバコをふかし「最高の組み合わせ」を楽しみながら噛み合わない会話をする(サーバーに入ったのや、砂糖やミルク入りのコーヒーも登場する)

 

噛み合わないというか、どちらか(或いは双方)がちょっと嫌味な絡み方をするのをきっかけにして、修復不可能な状況になりかけては回避し、再び綻び始めては回復、の繰り返し

 

好みを挙げるのは難しいけれど、今日の気分で選ぶなら

 

「NO PROBLEM」(アレックス・デスカス)と

 

「COUSINS」ケイト・ブランシェット)そして

 

「COUSINS?」(アルフレッド・モリーナとスティーブ・クーガン タイトルの最後にクエスチョンマークが入っている)

 

どの話も久しぶりの再会を喜び合うふたりながら、一方の人生は順調そうで、もう一方はそうではない

 

そして「本当に些細な事」に反応した「順調でない方」が絡み始める

 

 

 

どちらの側であっても「つい、やってしまいそうな」話し方、言葉選び、表情

 

人間の見栄っ張りなところや、僻みっぽいところをサラッと上手に描いている

 

ショートストーリーのあらすじとしては凝ったものではないけれど、こうした描写の面白さだけでも最後まで楽しめる

 

 

そしてこの三つに限らず、(殆どの話において)テンポが狂い始めるきっかけが、名前の言い間違い

 

日本だとそれほど経験することではないけれど、よくあることだからといって気分の良いものではない

 

話の中では優位な(或いは優位に立とうとしている)側が、意識的に間違えたりすることも

 

 

しかし、こういう映画を楽しめる前提としては「自分がそんな振る舞いはしていない」ことだよなあ、と一瞬ヒヤリとしてしまう

 

 

明日は、珍しく日本のホラーをご紹介

 

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