引用元:Yahoo!映画
2017年のイギリス映画
舞台は1962年、夏のロンドン
歴史学者を目指しているエドワードと、バイオリニストのフローレンスは結婚する
生まれや育ちが違うふたりではあったが、お互いの愛情を確信していた
ハネムーンは、チェシル・ビーチ
原題が「On Chesil Beach」というところからも、ここをハネムーンの宿泊先にしたことは意義深いのだろう
美しい砂浜(実際には砂ではなく小石)が続く海岸
夕食の間、ふたりは子供を授かることについて話し合う
積極的なエドワードに対して、慎重な姿勢のフローレンス
男女の考え方の違いなのか、育ちのいいフローレンスの考え方を、庶民的なエドワードが受け入れられないのか、会話はまったく噛み合わず気まずい雰囲気になってしまう
確信した愛情は何だったのか?
とも言いたくなるけれど、どちらかが簡単に引き下がれる話でもない
かといって
どっちが悪いのか?
という話でもないし、そのまま放っておける問題でもなく唯々同情してしまう
個人的にはどちらが妥協するべき、というよりも結婚生活を続けるならどちらが妥協するしかない、という感想はあるけれど(ネタバレというワケでもないけれど)ここでは書かないでおこうと思う
しかしその妥協は些細なものではないし、突き詰めれば「この人で良かったのか?」という大前提が崩れてしまいそうな話ではある