無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

879. サン・セバスチャンへ、ようこそ


1月19日から公開される本作、スペイン政府観光局による特別試写会(@ユーロライブ)に行ってきた

 

 

ウディ・アレン監督作品ということで、観客はそれなりの年齢層かと思いきや、30-40代が圧倒的(募集方法がSNSだったから?)

 

 

舞台は、カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアに並ぶ国際的な映画祭が開催される、スペイン北部のリゾート地、サン・セバスチャン

 

この映画祭に、ニューヨークからPR活動の仕事で訪れたスー(ジーナ・ガーション

 

活躍目覚ましい若手フランス人映画監督のフィリップ(ルイ・ガレル)の広報を務めている

 

スーが仕事で忙しいことを承知でついて来た、夫のモート(ウォーレス・ショーン)は、せっかく映画祭で盛り上がる、海沿いの風景の美しい、そして美食の街でもあるサン・セバスチャンに来ているのに、終始機嫌が悪い

 

それというのも、妻が仕事とはいえフィリップにべったり、しかも親密そうな様子に、会話でもついシニカルなコメントをしてしまう

 

そんなある夜、ベッドの上で胸に痛みを感じたモートは、知人に紹介された地元の医師ジョー(エレナ・アナヤ)の元を訪れる

 

 

 

上映前には、実際のサン・セバスチャン国際映画祭の日本代表として毎年現地に行かれている方によるトークショー

 

 

才能と勢いのある若手に、つい辛辣な態度をとってしまう中年男性を演じることの多いウディ・アレンが、今回は監督に専念

 

今月88歳になった彼も、俳優業は卒業ということなのかもしれない

 

中年男性役は、自身が監督した「マンハッタン」で俳優デビュー、「メリンダとメリンダ」にも出演したウォーレス・ショーン(80歳)を起用

 

美しい女医に恋する役だけに、他の俳優に任せるのなら、もう少し若い(50代くらい)人にすれば良いのに、とも思ったけれど、監督としてはあくまでも自身が演じるイメージを維持したかったのか?

 

 

明日は、そんなウディ・アレン監督で、もう一作

 

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