
引用元:moviecollection.jp
ジェシカ・ラングという女優は、1976年の「キングコング」でデビューしているから、半世紀近いキャリアがある
当然、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」や「トッツィー」、「ケープ・フィアー」、「ブロークン・フラワーズ」など出演作も観ているけれど、個人的には縁の薄い印象だった
今回、1月9日から公開される主演作「喝采」の試写会を観て、その印象が見事に上書かれた
圧倒的な演技力と(若い頃よりも)チャーミングな所作で、最後まで魅了された
ブロードウェイの第一線で活躍してきた大女優リリアン・ホール(ジェシカ・ラング)
主演するチェーホフの戯曲「桜の園」の公演を間近に控えていたが、稽古中に突然言葉が出てこないというアクシデントに見舞われる
心配するスタッフの強い勧めで行った病院では、医師から認知症であること、状態としては初期ではなく、既に進行を止めることも難しい状態にあることを告げられる
それは、良き母であることも犠牲にしてステージに人生を捧げてきた彼女にとって、あまりにも惨い宣告だった
これまで「ファーザー」、「手紙は憶えている」、「大いなる不在」、「長いお別れ」、「敵」等々、認知症を描いた作品を数多く観てきた
そのどれも胸に迫るものがあったけれど、本作のリリアンの痛々しさ、そして彼女を支えるために厳しく対峙する家政婦のイーディス(キャシー・ベイツ)、娘のマーガレット(リリー・レーブ)、この三人の迫真の演技は特別だった
明日は、タイトルの割に真面目な?映画をご紹介