引用元:amazon.co.jp
1981年のアメリカ映画
1939年(舞台はフランス)
1942年(同イタリア)
1946年(同アメリカ)
そして本作
と、これまで四度も映画化されている
そして誰もが聞いたことはあるタイトルというのに、今まで一度も観たことがなく、しかもホラー映画と勘違いしていた(殺人鬼の郵便配達員が襲ってくる?的なストーリーを勝手に想像していた)
舞台は30年代のカリフォルニア
小さな犯罪を繰り返しながら各地を転々としているフランク(ジャック・ニコルソン)は、ロスに向かう途中に寄ったダイナーで調理をしていたコーラ(ジェシカ・ラング)に惹かれ、ガソリンスタンドも兼ねているこの店に機械工として住み着く
店の店主はギリシャ移民のニック・パパダキス(ジョン・コリコス)
コーラの夫ながらかなり年も離れていて、フランクはなぜこの二人が結婚しているのか不思議に思う
実際のことろコーラはニックとの夫婦生活に嫌気がさしていて、強引に迫ってくるフランクをあっさり受け入れ、深い仲になる
次第にニックが邪魔になり、ふたりは殺人計画を練る
ある夜、シャワーを浴びているニックの背後からコーラが殴打する
外で待っていたフランクは、バイクで通りがかった警官に話しかけられ、コーラも殴打の直後に起きた停電でパニックを起こし、大怪我を負ったニックに顔は見られなかったものの殺害計画は失敗する
前々々回の「秋刀魚の味」同様、本作には郵便配達員は登場しない(原作、他三作でも同様)
原作者のジェームズ・M・ケインによると、本作のタイトルを考えていた時に、友人の脚本家の家の郵便配達員がいつもベルを二度鳴らすという話を思い出し、重要な出来事が二度起こる本作のタイトルに相応しいのでは、と思ったという
ちなみに二度ベルを鳴らすというのは = 普通じゃない ことを意味するので不穏な空気を醸し出しているタイトルといえる
確かに殺人計画も二度目で成功しているし、他にも(ネタバレになるので書けないけれど)鍵となる普通じゃない出来事は二度起こっている
ジェシカ・ラングの出演作品は「トッツィー 」、「ケープ・フィアー」、「ブロークン・フラワーズ」など観てきたけれど、本作での演技が一番魅力的