引用元:amazon.co.jp
2012年のアメリカ映画
舞台は1969年のフロリダ
実家で新聞配達の手伝いをするだけの退屈な日々を送っていたジャック(ザック・エフロン)
母はジャックがまだ幼い頃に出て行き、記者として活躍する兄も家を離れているため、家には父親とお手伝いさんのアニタしかいなかったところに、兄のウォード(マシュー・マコノヒー)が取材のために戻ってくる
それは、殺人事件の被告として死刑判決を受けたヒラリー(ジョン・キューザック)が実は無実かもしれないということを立証するためものだった
そして獄中のヒラリーに求婚し、婚約者となっていたシャーロットも取材のサポートをしに同行する
ジャックは兄たちのドライバーとして活動を支えながらもシャーロットに惹かれていく
初めてのヒラリーとの面会で求められるがまま性的な要求に応じるシャーロット、ヒラリーが住んでいたフロリダの湿地帯の暮らしぶり(庭で捕獲したワニを解体したり)、兄の隠していた性癖など、ドロドロとした気持ち悪いシーンも多くて消耗しながらも魅入ってしまう作品
無実が認められ?一度は釈放されるサイコな容疑者役をジョン・キューザックが演じている(これ以上のキャスティングがあるだろうか?)
監督のリー・ダニエルズは、映画学校に通う経済的余裕がなかったことから、看護施設の受付で働きながらアート・カレッジに通っていた苦労人
ところが、「自分で経営した方が向いている」と気づいて、21歳の時には5,000人以上の看護師を抱える経営者になっていたという
その後、事業を売却して映画の世界に入り、2001年に自身で設立した映画製作会社の第一作目となる「チョコレート」がヒットする
という「ちょっと信じられない」成功体験を持つ才人
最近では「ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ」の監督を務めている
ちなみに日本語でワニと呼ばれるのはアリゲーターとクロコダイル(顎の形や生息地、性格などが異なる)の二種類
フロリダは,、世界で唯一アリゲーターとクロコダイルの両方が生息するところらしい