無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1182. ミュージックボックス

引用元:filmarks.com

タイトルとポスターの印象が合わないことに興味を惹かれて鑑賞

 

弁護士のアン(ジェシカ・ラング)は、仕事も順調、(離婚したものの)息子・マイキーの育児との両立の日々を楽しんでいた

 

そんなある日、父のマイク(アーミン・ニューラー・スタール)に祖国ハンガリーから身柄の引き渡し要求が来る

 

それは第二次大戦後アメリカに渡り、勤勉に働きながらアンを育ててくれた父に対する、ユダヤ人虐殺の犯人としての身柄要求だった

 

「あり得ない、事実無根だ」と怒り心頭のマイクは、アンに弁護を求める

 

事務所の同僚や上司は、争う相手や問題の大きさ、難しさなどから弁護を担当することに反対するも、父の願いを断るわけにもいかず、弁護を引き受ける

 

いくつかの状況証拠や、アメリカに移民として入国する際に「警察官ではなく農民として」嘘の申告をしたことなどから不利な状況が続くも、アンの懸命な反証に加え、原告側の証言にも重大な嘘があることが判明する

 

 

 

最後まで観るとタイトルの意味もわかるし、それが大きな意味を持つよくデキた映画

 

重苦しくてオススメは出来ないけれど、観始めたら最後まであっという間の125分

 

観終わった後も「もし自分(がアン)だったら」と考えてしまう

 

 

 

ちなみに、裁判官は身内が関係する裁判を担当することはできない(そりゃそうだ)けれど、弁護士にはそうした制限はないという

 

無実を証明するのに支障があるとは思わないけれど、事実を冷静に判断しながら弁護するという意味では限界があるかもしれない

 

 

明日は、その気が無いなら参加しちゃダメ、という映画をご紹介

 

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