
引用元:new-movie.info
1976年に実際に起こったハイジャック事件
エンデベという地名も、何処にあるのかも知らなかったことや、(好きだと言う自覚はゼロなのに)何故か気になるロザムンド・パイク主演ということもあって鑑賞

エンデベ(ウガンダの首都カンパラに近い、ヴィクトリア湖沿いの街)、そして赤い線は予定されていた空路
テルアビブ発・パリ行きのエールフランス139便が、離陸後間もなくしてハイジャックされる
犯人は、西ドイツの革命細胞に属する二人のテロリスト、ヴィルフリート(ダニエル・ブリュール)とブリギッテ(ロザムンド・パイク)
犯人たちは現金500万ドルと、各地で逮捕・収監されている親パレスチナ過激派50人以上の解放を要求
明らかに自分たちに対する犯行声明と受け取った、ラビン・イスラエル首相(リオル・アシュケナージ)は、人質の無事の解放を目指し、犯行グループとの交渉準備を進めようとするも、ペレス国防大臣(エディ・マーサン)との意見の相違もあり、なかなか一枚岩になれない
一部の演出を除き、事実に基づいていたストーリー
ロザムンド・パイクの意志の強そうな表情が、如何にもテロリスト的(褒めてます)で、これ以上ないキャスティングに思えた
犯人グループとの交渉とは別に、首相と国防相の(どこまで険悪なライバル関係で、どこまで祖国を想う意識で通じ合った要るのか、演出では不明な)関係もスリリング
唯一、細かいところで気になったのは、ハイジャック直後に「気分が悪く、流産してしまうかも」と主張するイギリス人女性を割とスンナリと解放してしまうこと
結果、その女性の口から犯人の人数や様子が伝えられ、人質救出の大きな助けとなる展開に、「解放するのではなく、医師を招集すれば良かったのに」と、思わず犯人側の気持ちで観ていたことに気づいて、笑ってしまった
同じく、イスラエル・パレスチナの関係をコミカルに扱った「テルアビブ・オン・ファイア」、また「ガザの美容室」も併せてお薦め
明日は、若尾文子主演作品をご紹介