
1972年のミュンヘンオリンピック
大会11日目となる9月5日の未明
パレスチナ武装組織「黒い九月」が、選手村に侵入し、イスラエル選手団を人質に立てこもる事件が発生する
選手村から数百メートルの距離にある中継施設から、連日競技の様子を伝えていたクルーは、突如として世界中が注目するテロ事件の状況を伝えることになる
現地のテレビ局の中で、唯一生中継をしていた彼らは、
「この放送を人質の家族に見せられるのか」
「放送を見ているかもしれないテロリストたちに、警察の動きを見せてしまうのでは」
「もしも凄惨な場面を世界中に放送してしまったら」
という、今までに経験したことのない重要な問題を突き付けられる中、瞬時の判断を求められる
同じく1972年の2月に起こったあさま山荘事件
過去の事件として知った身としては、何といっても鉄球(モンケン)で山荘の壁に穴をあけ、そこに放水する映像が強烈に記憶に残っている
これと同じように、70年代的な選手村の建物や、覆面姿の犯人の映像を見ると、この事件が如何に世界中を驚かせたのか、想像ができる
イスラエル・パレスチナ問題が解決していないだけに、残念な意味でも風化しない事件
明日は、まるで息をするように〇〇する男の子を描いた作品をご紹介