引用元:amazon.co.jp
モンマルトルにある、「ムーランルージュ」で踊っていたピエール(ロマン・デュリス)は、心臓病を患い、自宅で臓器提供者を待つ毎日
手術を行うことができたとしても生存率は50%、という医師の説明を半年前に受けながらも、気持ちの整理が追いつかず、やっと姉のエリーズ(ジュリエット・ビノシュ)に告白する
歴史家で教授のロラン(ファブリス・ルキーニ)は、新しくテレビで歴史解説の仕事を始めることになり、そのストレスと父親の死も重なり、精神的に参ってしまう
生徒のレティシア(メラニー・ロラン)に、匿名で個人的なメッセージを送ったり、それを受け取る様子を遠くから眺めたりする行為を止めることができず、精神科医の元を訪れる
パリで暮らす、一見幸せそうに見える人達の悩みや、苦悩、焦燥、嫉妬、そして時々優しさを、巧みに切り取ったような作品
いつもながら、文句と言い訳の多さに呆れてしまうけれど、こうした人間臭さと、街の美しさこそがパリの特徴だな、と再認識
飲み屋でセクハラされた女性や、教授からストーキングされていた学生が、(その後に仲直りするようなクッションを一切挟まずに)その男性と寝るシーンには、唖然というか、リアリティの欠如を感じてしまったけれど、フラン人にとっては(少なくとも映画のストーリーとしては)違和感が無いのだろう
コロナ過で、海外出張の無い生活を送ってきたけれど、明日から久しぶりにパリに行ってきます
2020年の1月のロンドン・リバプール以来、長いステイホーム生活がなければ、この映画ブログも始めていなかった
それまで毎年、何処かの国に行っていたことを考えると、晴れての国外脱出ではあるけれど、今回はスケジュールに余裕も無いし、為替レートも魅力的じゃない(?)から、心躍る感は低い
それでも、久しぶりに日本を離れることは、気分転換になりそう
投稿は自動でアップしますが、コメントの返信が遅くなったらごめんなさい
明日は、アメリカの80年代の空気をそのままフィルムに収めたような青春映画を