無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1526. 散歩する惑星

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引用元:amazon.co.jp

 

2000年のスウェーデン・フランス映画

 

 

夜遅く、そろそろ眠くなりそうなんだけど、このまま寝るのも物足りない気がして観始めた

 

ロイ・アンダーソン監督の作品だから)「寝落ちしてしまったら、また次の日に続きから観ればいいか」

 

という何とも失礼な姿勢で観た作品

 

 

 

時代も場所もよくわからない(とある惑星のとある場所)という設定

 

誰もが慎ましくもささやかな幸せを願い、真面目に生きている中で、次から次へと理不尽な出来事が起こってしまう

 

 

道路は信じられないくらいに渋滞していて約束に遅れてしまう女性

 

何年も無遅刻無欠勤だったのに突然リストラされてしまい、廊下に倒れたまま上司の足にしがみつくも振りほどかれてしまう会社員

 

他にも人探しをしている最中に通りがかりの男たちに蹴られてしまう人、失敗して観客に失笑されるマジシャンなど、どうにも事が上手く運ばない人たち

 

出来事のひとつひとつが現代社会で起きていることの風刺というワケでもないけれど、それらの繋がらない断片の寄せ集めからは「こういう人たちがもっと報われても良いのに、、」というニュアンスも感じられる

 

 

 

途中で寝てしまうという予測は見事に的中し、翌日観直す羽目に

 

「あ、この辺から意識が無かったな」とか

 

「このシーンは観たけれど、もう一度観よう」とか

 

何だかんだで時間をかけて堪能した

 

ストーリーの流れがあるワケでもないし、むしろ普通に最初から最後まで観るよりも効果的な観方だったかもしれない

 

 

明日は、何故か名作の多い、1973年公開の映画を紹介します

 

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