
引用元:amazon.co.jp
1973年のイギリス・フランス・アメリカ映画
何十年も前からタイトルが気になってはいたけれど、観る機会の無かった作品
あまりに(観るまでの)期間が長くて、ジャッカルというのが暗殺者の名前(コードネーム)だと知って微かな達成感があったくらい
時は63年のパリ
原作は、62-64年の3年間にパリでロイター通信の特派員としてドゴール大統領の担当記者を務めたフレデリック・フォーサイス
当時のフランスはアルジェリア戦争の泥沼の中、ドゴール大統領が植民地だったアルジェリアの独立を認め、反対する極右勢力(OSA)から何度も命を狙われていた
本作の冒頭のシーンも実際に起こった暗殺未遂事件
その失敗により同士も処刑され、厳しい状況に陥ってしまったOSA幹部たちは、(顔の知られた)自分たちに出来ることはもう限られていると、正体不明のスナイパーを雇い再び大統領暗殺の計画に乗り出す
ジャッカルというコードネームの暗殺者と報酬について合意し、OSA幹部たちが銀行強盗でその資金を調達する間に、ジャッカルは偽造パスポートや武器の調達、そして大統領を狙うベストなタイミングの調査に奔走していた
一方フランス当局側でも、秘密情報機関は腕利きのルベル刑事を抜擢し、ジャッカル逮捕に向けて動き始めていた
ところがルベルが(仲間である当局側の幹部たちの自宅に)仕込んだ盗聴器によって、極秘である捜査情報がOSAに筒抜けになっていたことが判明する
それはルベルを抜擢したラウールの自宅のベッドに仕掛けられたもので、OSAが送り込んだジャクリーヌという美容師の女から聞かれるままに答えていたものだった
このジャクリーヌという女は、アルジェリア戦争で兄と婚約者を亡くしたことからドゴール大統領への恨みを抱え、OSAのシンパとしてラウールに接近する任務を受けていた
興味深いのは、その戦争を終わらせてくれた大統領に対して恨みを持っていたというところ
最愛のふたりを失って理屈では片付けられない感情もあるのだろうし、フランス人にとってのアルジェリア戦争というのは(他所からは理解しづらい)特別なものがあるのだろうな、と改めて感じる
明日は、年々好きになるペネロペ・クルス主演の映画をご紹介