久しぶりにシネマカリテに行ってきた
何となくユーロスペースかシネマカリテで映画を観たくなり、タイミング良くジョージア(が舞台の)作品があったので新宿へ
その村に住むイヴァ(マチルデ・イルマン)は、昔から村にあるゴンドラの乗務員として働き始める
もう一台のゴンドラに乗るニノ(二二・ソセリア)とふたり、一日中行ったり来たりを繰り返していた
乗客が少ないのをいいことに、横柄な駅長の目を盗みながら、ふたりはチェスをしたり(駅に着く度に一手しか進まない)、楽器を演奏したり
その密かな楽しみは少しづつエスカレートしていき、ついには大変な事態を引き起こしてしまう
全編台詞ナシ、込み入った展開もナシ、ジョージア山間の美しい景色をバックに、ふたりの長閑でお茶目なやりとりが続く
映画の感想としてはどうなのかと思うけれど、真っ先に浮かんだのは「(古くて)危なそうなゴンドラだなあ」
起承転結の激しい映画が好きな人には物足りないかもしれないけれど、たまにはこういう緩い映画も良いなあ、と(ジョージアの山間とはまったく異なる)週末の新宿の雑踏に向かいながら思った
ちなみにジョージア映画といえば「とうもろこしの島」、「みかんの丘」もお薦め
明日は、珍しく近未来について描いた作品をご紹介