無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

816. セント・オブ・ウーマン / 夢の香り

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引用元:Yahoo!映画


2020年に始まった自粛生活で、映画を観る頻度は確実に増えたけれど、同じように楽しむ様になったのがウィスキー

 

といっても強くはないので、飲む量は少しなのだけれど、いろんな銘柄をストレートで飲み比べて楽しんでいるウチに、それまで如何に味わって飲んでいなかったのかが分かった(単にロックアイスやソーダ水を用意するのが面倒で)

 

と同時に、いくつか好みの銘柄もできたので、基本的にはそれらを楽しみながら、時々新しい銘柄にも手を出している

 

その中のひとつが、ジャックダニエル

 

味としては明らかに「甘い」のだけれど、甘ったるくはなく、後味スッキリで実に美味しい

 

砂糖楓の木炭で濾過する「メローイング(mellowing)」というひと手間をかけることで、この独特の甘みが生まれるのだとか

 

 

 

このジャックダニエルを、こよなく愛している男性が主人公を務める映画を観た

 

1992年のアメリカ映画

 

本作も「ゴーン・ガール」同様、観よう観ようと思いつつ、何年も後回しになっていた

 

 

オレゴンの田舎で育った青年チャーリー(クリス・オドネル)は、奨学金を得てボストンにある全寮制高校に入学する

 

そこには自分と違って、裕福な家庭から進学した生徒が多く、チャーリーは問題なく過ごしていたものの、若干居心地の悪さを感じていた

 

サンクスギビングの週末、帰省費用を稼ごうと学校の掲示板で短期の求人を探したところ、一家が旅行中に留守番する盲人の世話というアルバイトを見つけ応募する

 

同じ部屋に過ごし、一日に少し外の空気を吸わせるだけで300ドル、という美味しいバイトに見えたが、その盲人は人の言うことを聞かないどころか、常に自分の(かなり偏った)主張を曲げず、大声で怒鳴り散らす

 

そのフランク(アル・パチーノ)という名の男は、ずっと毒舌家で、それが災いしたのか軍隊でも昇級が何度も見送られ、ついには仲間のひとりと手榴弾を使って遊んでいた時の暴発で全盲になってしまった

 

それからというもの、更に気難しくなり、家族や兄弟も手を焼いていた

 

 

サンクスギビングの前夜、図書係の仕事を終えたチャーリーがクラスケイトのジョージ(フィリップ・シーモア・ホフマン)と図書館を出ると、同じくクラスメイトの三人が梯子を使って何か作業をしているのを見かける

 

作業をしていた場所は、校長が自慢のジャガーを毎日停めているところで、翌日何も知らない校長は(三人の生徒たちによるイタズラで)愛車と共に真っ白なペンキを浴びてしまう

 

事件前夜、図書館を出たところを他の教師に見られていたせいで、激怒した校長からチャーリーはジョージと共に激しい追及を受ける、、、と思いきやジョージは早々に退室させられる

 

残されたチャーリーに対して、校長は「素直に犯人の名前を明かせばハーバード大学へ推薦する、明かさなければ退学だ」と迫る

 

チャーリーは、気の通った友人ではないものの、クラスメイトを売るわけにはいかないと口ごもっていると、サンクスギビング休暇明けの回答を命じられる

 

そして休暇が始まり、バイト先であるフランク宅に行くと、フランクは「今からふたりでニューヨークに行く」と言い強引に空港に向かう 

 

 

 

ニューヨークで束の間の豪遊生活を送るふたり(有名ホテルのレストランで見かけた美しい女性とタンゴを踊る場面が素敵)と、休暇明けの全校生徒出席の懲戒委員会での問答など、後半はハイライトが続く

 

宿泊先に選んだウォルドルフ・アストリアのスウィートルームで、フランクは部屋のミニバーに並んでいるウィスキーの銘柄をチャーリーに読み上げさせる

 

そして不満そうに「そんなのじゃなくてジョンダニエルを並べさせろ」と指示する

 

ジャックダニエルの間違いでは?」と言うチャーリーに対してフランクは

 

「お前にはジャックかもしれないけれど、俺くらい長い付き合いになればジョンでいいんだ」

 

と返すところが、何ともオトナ気無くてカッコ良い

 

観始めればあっという間ながらも、157分あるので時間と気持ちの余裕のある時に

 

 

明日は、日帰りミニシアター行脚のご報告

 

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