無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

138. 怒り

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引用元:Yahoo!映画

 

東京、千葉、沖縄など、各地を転々としながら逃亡生活する三人の男のストーリー

 

 

一年前、真夏の八王子で夫婦殺人事件が起こる

現場に「」の文字を血で書き残した犯人は、整形手術をした上で逃亡生活を続けていた

 

最低限の付き合いとはいえ、三人の男がそれぞれ逃亡生活を続けるために、雇い主や同僚らと日々顔を合わせる中で、それら人たちはテレビのニュースなどで警察が公開する写真を目にし、自分のすぐ近くにいる「口数の少ない男」を不審に思い始める

 

 

三つのストーリーが同時進行するせいで、全体の構成が見えるまでは(警察が公開する顔写真が三人のどれにも見えたり、見えなかったり)モヤモヤしながら鑑賞することになるけれど、後半に全体像が見えてくると落ち着いてクライマックスを迎える心の準備ができる

 

 

二度目の鑑賞で気づいたのは「どの男が犯人なのか?」というミステリー目線に偏って鑑賞することにならなかった理由は、三人の男が逃亡するに至った背景描写の味わい深さのお陰で、登場人物の感情に入り込みながら( = 推理に費やす意識を少なく)楽しめるということ

 

 

「自分にも触れられたくない過去はあるし、大事な人の過去は問わない、根掘り葉掘り聞きたいわけでも調べたいわけでもない」

 

と思いながらも素性がわからないということは親密になる上で大きな障害になるのだなあと

 

「気にしないで済む」ことの重大さを改めて考えさせられる

 

2016年の作品

 

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