マン・レイの短編(サイレント)映画に音楽をつけたいと考えたジム・ジャームッシュ
ついには、映画「パターソン」でプロデューサーとして起用したカーター・ローガンと組んでいる自身のユニット「スクワール」の音楽を合わせたライブを2017年から行う
そして、その活動の集大成として映画化されたのが、マン・レイが監督した「理性への回帰(リターン・トゥ・リーズン)」「ひとで」「エマク・バキア」「サイコロ城の秘密」の短編4本の4Kレストアによる美しいモノクロ映像に、スクワールによる繊細かつ破壊的な音楽を融合させた本作
すんなり楽しめる作品ではないだろうという確信もあって(笑)、それなりに覚悟してユーロスペースにて鑑賞
結果は「ジャームッシュ、或いはマン・レイの信者であればお薦め」という感想ではあるけれど、映像と音楽の組み合わせとしては、まったく違和感のない独特の世界観だった
「おんどりの鳴く前に」と迷った末の選択だったけれど、数年後には正解だったと思える気もする
明日は、苦手なはずのSFなのに、、という邦画をご紹介