無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

762. アメリカン・グラフィティ

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引用元:amazon.co.jp

 

1973年の(もちろん)アメリカ映画

 

 

1973年といえば「スケアクロウ」、「さらば冬のカモメ」などアメリカン・ニュー・シネマの印象が強いけれど、この年の北米の興行収入ランキングをみると

 

1. スティング           $156,000,000

2. エクソシスト          $128,000,000

3. アメリカン・グラフィティ    $  96,300,000

4. パピヨン            $  53,267,000

5. 追憶              $  45,000,000

 

といった具合

 

 

 

高校生の時に聴き始めた、バディ・ホリーチャック・ベリーの延長で、本作のサントラ盤を入手

 

それから数年経って、テレビで本作を観たせいか、パッと頭に思い浮かぶ絵は ↑ ではなく ↓ コチラ

 

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面白いもので、バディ・ホリーチャック・ベリーは、ロックの系譜に存在する(少し前の)音楽として聴いていたけれど、プラターズやビルヘイリーなどは別個な「オールディーズ」として意識的に区別していた

 

同じ年代のヒット曲を何故そんな区別した?とも思うけれど、それから40年近く経って俯瞰で振り返ってみた今、認識としては間違ってなかった気もする

 

 

今回、久しぶりに鑑賞してみると、先述のアーティストに加えて、ファッツ・ドミノザ・ビーチ・ボーイズ、デル・シャノン、MG'sらの音楽を、10代後半の若者たち皆が聴き、踊っている様子が何と言っても刺激的

 

学生時代に音楽を楽しんだ経験は、誰しもあるだろうけれど、「どれほど仲間と共有できたか?」となると、この頃のアメリカの若者には適わないだろう

 

 

 

高校を卒業し、大学進学のために地元の街を離れる直前の一夜を描いた作品

 

進学せず、地元に残ろうかと迷っているカート(リチャード・ドレイファス)、カートの妹のローリーとつき合っているスティーブ(ロン・ハワード)、二年先輩で地元に残っているジョン(ポール・ル・マット)など、誰が主人公というでもなく、話は進行していく

 

そんな彼らの中でも、ドジで間抜けで、皆から揶揄われている一つ下のテリー(チャールズ・マーティン・スミス)

 

アンタッチャブル」で簿記係を演じている彼、本作ではひとりだけ車を持っていない設定ながら、スティーブの車を(今度のクリスマスまで)貸してもらうことになり、そのお陰でデビー(キャンディ・クラーク)を助手席に乗せることに成功する

 

高校最後の夜を楽しむ先輩たちに混じって、イジられたりトラブルに遭ったりしながらも貴重な体験をする、テリーのストーリーとして観ることもできる

 

 

 

作品の最後に、登場人物たちが現在どうしているか表記される

 

青春時代の楽しい一コマを覗いている意識で映画を観ていると、興覚めするというか、現実に引き戻される感覚にもなるけれど、青春時代を共有した若者たちの成長を描く手法としては、以降の作品に与えた影響も大きいのかもしれない

 

 

他にも、若き日のハリソン・フォードが出演していたり、監督・脚本ジョージ・ルーカス、製作フランシス・フォード・コッポラ錚々たる名前が並ぶ、話題に事欠かない作品

 

 

 

明日は、フランス的な反戦映画を紹介します