無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

761. 夢

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引用元:amazon.co.jp

 

1990年の日本・アメリカ映画

 

黒澤明監督がみた「夢」を題材にした、8話からなるオムニバス映画

 

しかもスピルバーグ監督の協力で、ワーナーブラザーズから世界配給されている

 

さすが世界のクロサワともなると、自分の夢が世界に届くのか

 

 

 

戦死した部下たちの遺族を、訪ね歩いている復員した将校が、ひと気のない山道を歩いていると、犬に追いかけられてしまう

 

慌てて駆け込んだトンネルで、戦死させた部下の亡霊をみる「トンネル」

 

 

 

雪山で遭難した大学生の私は、三人の仲間と三日間歩き続けた挙句、疲れ切って幻覚に襲われる

 

「雪は暖かい、氷は熱い」

 

と美しい雪女に囁かれ、深い眠りに落ちそうになりながら、寸前のところで目を覚ます「雪あらし」

 

 

村の雛祭りの日、姉の友人たちが6人遊びに来たので、お団子をふるまったところ、5人しか居ない

 

6人いたことを主張しても「お前の勘違い」だと取り合って貰えない

 

ところが、台所の裏口に、姉と同じ年頃の少女を見つけ、後を追うと、大勢の男女が雛人形の様に並んでいた「桃畑」

 

 

 

確かに、どの話も幻想的ではあるけれど、こんなに何個も(しかもバラエティに富んだ)物語的な夢をみるなんて、さすが映画監督と感心してしまう

 

 

 

明日は、アメリカが最も(?)輝いていた時代の映画を紹介します