引用元:amazon.co.jp
1990年の日本・アメリカ映画
黒澤明監督がみた「夢」を題材にした、8話からなるオムニバス映画
しかもスピルバーグ監督の協力で、ワーナーブラザーズから世界配給されている
さすが世界のクロサワともなると、自分の夢が世界に届くのか
戦死した部下たちの遺族を、訪ね歩いている復員した将校が、ひと気のない山道を歩いていると、犬に追いかけられてしまう
慌てて駆け込んだトンネルで、戦死させた部下の亡霊をみる「トンネル」
雪山で遭難した大学生の私は、三人の仲間と三日間歩き続けた挙句、疲れ切って幻覚に襲われる
「雪は暖かい、氷は熱い」
と美しい雪女に囁かれ、深い眠りに落ちそうになりながら、寸前のところで目を覚ます「雪あらし」
村の雛祭りの日、姉の友人たちが6人遊びに来たので、お団子をふるまったところ、5人しか居ない
6人いたことを主張しても「お前の勘違い」だと取り合って貰えない
ところが、台所の裏口に、姉と同じ年頃の少女を見つけ、後を追うと、大勢の男女が雛人形の様に並んでいた「桃畑」
確かに、どの話も幻想的ではあるけれど、こんなに何個も(しかもバラエティに富んだ)物語的な夢をみるなんて、さすが映画監督と感心してしまう
明日は、アメリカが最も(?)輝いていた時代の映画を紹介します