引用元:filmarks.com
シカゴのユニオン駅の階段での(ベビーカーが階段を落ちる)シーンが有名な1987年のアメリカ映画
少し前に「タイピスト!」でシカゴに行った話を書いたけれど、その滞在中にミルウォーキーに行く用事があったので、ユニオン駅を出発する前にその階段をパシャリ(↓)
着いたのが朝の早い時間だったから人も少なく、落ち着いて階段落ちのシーンを頭の中で再現しながら暫く佇んだ
デ・パルマ監督は、当初列車での大掛かりなアクション・シーンを撮る予定だったものの予算が底をつき、ユニオン駅階段のシーンに切り替えることにしたという
最も印象深いシーンになっただけに、世の中何がきっかけでうまく転ぶかわからないものだ
アル・カポネの組織が密造酒で大儲けしていた
マフィアが地元警察から裁判所まで買収してやりたい放題な状況を打開すべく、政府はエリオット・ネス(ケビン・コスナー)をシカゴに派遣する
着任早々、ネスはシカゴ市警を引き連れて、密造酒製造現場を取り押さえようと勢いよく乗り込むも(すっかりカポネに買収されている部下たちが、事前に情報を流しており)何の証拠も押さえられないどころか、現場突入が空振りに終わった様子を新聞記者に撮られてしまう
その帰り道、真夜中の橋の上で偶然会ったベテラン警官のジム・マローン(ション・コネリー)に、「警官の仕事は、手柄を立てる事ではなく、無事に家に帰る事だ」と教えられる
翌朝、失意の中で周囲の嘲笑の視線に耐えながら出勤したネスに、ある女性が面会に訪れる
女性は、娘を抗争の巻き添えで失ってしまった悲しみをネスに訴えると同時に、「昨夜の失敗で諦めないで」と励ましに来たのだった
再びやる気を取り戻したネスは、目前に控えた引退まで平和に過ごしたいと思っていたマローン、新米のジョージ・ストーン(アンディ・ガルシア)、財務省から応援にきた簿記係のオスカー・ウォレス(チャールズ・マーティン・スミス)の三人を奮起させ、アル・カポネを捕まえるべくチームを結成する
ユニオン駅階段のシーンの他にも、銃撃戦ではまったく役に立ちそうにもない(華奢な体格で眼鏡をかけてる、如何にも簿記係という)風貌のウォレスが、最終的にカポネ逮捕に至る最大の貢献をするのも面白い
ウォレスを演じたチャールズ・マーティン・スミスという俳優は「アメリカン・グラフィティ」でも冴えない風貌のドジな役を演じて(割と記憶には残っている人も多いのではないだろうか?)いるけれど、残念ながら「アメ・グラ」では最後に活躍することもない
写真中央が彼