引用元:amazon.co.jp
1961年のアメリカ映画
これも残念な邦題のひとつだろう
原題は「The Children's Hour」
同性愛の問題をテーマとして扱ってはいるけれど、その経緯には子供のついた嘘が大きく影響していることを示す素晴らしいタイトル
オードリー・ヘプバーンと、シャーリー・マクレーンという二大女優が主演している
しかもオードリーの「ティファニーで朝食を」と同年、シャーリー・マクレーンの「アパートの鍵貸します」の翌年、いづれも人気絶頂のタイミングということで、最大限にフィーチャーしたい気持ちもわかるけれど
学生の頃から親友のカレン(オードリー・ヘプバーン)とマーサ(シャーリー・マクレーン)は共同で寄宿学校を経営している
なかなか利益は出ないものの、経営も軌道に乗り始め、カレンはプライベートでも医師のジョー(ジェームズ・ガーナー)との結婚が決まり、まさに順風満帆な日々を過ごしていた
そんなところにメリーという問題児が、叱られた腹いせについた、
「カレンとマーサは同性愛者」
という嘘によって、父兄たちが寄宿学校に押し寄せ、子供を連れ帰ってしまう
今では、LGBTを公表して就職面接を受けることが(日本でも)できることを考えると、さすがに60年という時の長さを感じる
今観ると滑稽に映るシーンもあるけれど、むしろ勉強になる部分が多い
学べる娯楽作品として、むしろ10-20代の人たちに観て欲しい作品
明日は、あの有名ブランドのドキュメンタリー映画を紹介します