無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

205. 死の棘

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引用元:Yahoo!映画

 

1980年の作品

 

1944年、海軍の特攻隊として駐屯したトシオ(岸部一徳)と現地の娘ミホ(松坂慶子)は奄美大島で出会い、恋に落ちる

 

出撃がそのまま死を意味する特攻隊、ミホはその時に自決すると心に決めていたがそのまま終戦を迎え、二人は幸せな夫婦生活を送り二人のことどもにも恵まれる

 

 

自然に囲まれ平和で幸せな生活を送っていたところにトシオの浮気が発覚し、ミホは精神のバランスを大きく崩してしまう

 

 

生気の無いミホの暮らしぶりがとにかく恐ろしい

 

いくらトシオが謝っても、いくら時間が経っても、ミホが一旦納得しても、心底許せる日は永遠に来ない

 

特攻隊で死を覚悟していたトシオにとっても、ある種の高揚を処理する為の浮気だったのかもしれないし、そういう意味では本作も戦争映画かもしれない

 

 

浮気をきっかけにした(まるで)ホラー・ムービーとしては、フランス映画の「幸福」と比較してしまう

 

フランスと日本の男性の狡さの違いがわかるような気もするし、女性のリアクションの違いも国境を越えて共感を得るのだろう

 

本作はカンヌで審査員特別賞を受賞している