引用元:filmarks.com
2012年のイタリア・フランス映画
ローマ市役所の福祉課に勤めるジュリオ(ヴァレリオ・マスタンドレア)は、美しい妻(バルボラ・ボブローヴァ)と二人の子供と幸せな生活を送っていた
ところが同僚との浮気が妻にバレてから、夫婦関係は修復不可能な状態に陥ってしまい
ついには自ら家を出る決心をする
お父さん子の娘カミラ(ロゼベル・ラウレンティ・セラーズ)は、父からの連絡が途絶えがちになるのを心配する
あらすじだけ追うとよくある話なのに、観ている最中に「どうしてこんなに単純なストーリーに引き込まれるんだろう?」と不思議に思ったくらい、よくデキた作品
ジュリオが落ちぶれてしまったきっかけは浮気に違いないけれど、それだけなのか?と考え始めると(そうではなさそうな気がして)考えさせられる
本作を観ていると「家族が生活していくのにナンヤカンヤお金がかかる」ということを痛感できる
まさしくナンヤカンヤだと感じながら渋々支払っていくという行為も、円満な家庭を維持するためならいざ知らず、破綻した家庭のためだと思うと、何ともやりきれない
まったく深い話ではないけれど、家族が生活していくって大変だな、ということがわかる映画(笑)