無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1563. ランド

引用元:imdb.com

 

痛ましい事件以来、他人とうまく距離を取れなくなってしまったエディ(ロビン・ライト)は、ひとりでワイオミング州の山小屋に移住を決める

 

最寄りの街から車で案内される際に、スマホをゴミ箱に捨て、山小屋に案内してくれた現地の男性に「私の車を処分したいから、誰かに引き取りに来させて」と頼む

 

近くの川で水を汲み、魚を釣り、作物を育てたりという毎日は思っていたほどに上手く行かず、ある日小屋から物置に移動した隙に、熊が小屋に入り食糧を含め小屋じゅうのものを荒らしてしまう

 

たちまち食糧も尽き果て、エディは寒い小屋の中で意識を失ってしまう

 

 

幸運にも、猟をしていた近くに住んでいるミゲル(デミアン・ビチル)が、小屋の煙が途絶えていることに気づき、倒れているエディを見つける

 

エディは九死に一生を得るも、病院に行くことは頑なに拒否し、ひとりでここに暮らし続けると言う

 

ミゲルは、そんな身勝手な彼女にも優しく

 

「餓死の他にも、ひとはいろんな理由で簡単に死んでしまう」

 

そして、まだエディが動物を殺したことがないことを確認した上で

 

「ウサギやリスを捕まえるワナの仕掛けを教えよう、それが終わったら俺は消えるから」

 

と伝え、エディがこの地で暮らしていける手引きをする

 

頑なだったエディもミゲルには少しづつ心を開くようになり、彼もある事故から街を離れ、ここで暮らし始めたことを知る

 

 

 

ワイオミング州は西部の山岳地帯にある(↓)

 

アメリカの中でも10番目の広さを誇るも、人口は50州の中で最も少ない

 

大きな都市があるわけでも、4大スポーツのチームも無く、日本人に最も知られているのはイエローストーン国立公園だろうか(アイダホ州モンタナ州にも跨るが大部分はワイオミング州にある)

 

ワイオミング州で思い出す映画といえば、古くは「シェーン」なのだろうけれど、個人的には「ブロークバック・マウンテン」、そして「ウィンド・リバー

 

 

 

 

明日は、スティーブ・マックウィーン監督作品の中でも強烈な作品をご紹介

 

www.youtube.com