無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

903. 瞳をとじて

 

外苑前にあるGAGA東京本社試写室での独占最速試写会にて鑑賞

 

 

映画監督のミゲル(マノロ・ソロ)は、海沿いの田舎町で愛犬とキャンピングカー生活

 

マドリッドを離れ、妻とも別れ、映画を撮ることもなく、自身の為に時々短編小説を書く以外は、釣りをしたり、野菜を育てたり

 

半ば隠遁ともいえる暮らしをするきっかけになったのは、自身が監督を務める作品の撮影中に、親友であり主演俳優だったフリオ(ホセ・コロナド)による突然の失踪

 

あれから22年が経過し、失踪事件の謎に迫るテレビ番組から出演依頼を受けるミゲル

 

迷った末に出演を決めたミゲルは、インタビューに応え、フリオの出演している映像まで番組に提供する

 

その番組の放映後、介護施設の職員から、施設で働いている男がフリオによく似ているという電話が入る

 

 

ストーリーや演技だけでなく、映像や音響まで、とても丁寧に作られた上質な映画を堪能した気分に浸れる、圧巻の169分

 

ビクトル・エリセ監督の他の作品も是非観てみたくなる

 

 

 

明日は、今年も楽しみなフレンチフィルムフェスティバルの作品からご紹介

 

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