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「風来坊」とは時代を感じさせる言葉だ
1966年の山田洋次監督作品
公務員(衛生局防疫課の課長)の早乙女(有島一郎)と、土方の源五郎(ハナ肇)は、本来なら相性が悪そうな組み合わせ
偶然に電車の中で出会ってからというもの、意外にもすっかり意気投合
おでん屋で痛飲した挙句、早乙女の自宅に泊まって以来というもの、最初は嫌がっていた妻や娘までもが源五郎の不思議な魅力に惹かれていく
当の源五郎もすっかり懐いて、しょっちゅう早乙女の家にやって来ては道路直しをしたり、押売りを追っばらったりして重宝されるようになる
ある日、源五郎は自殺しようとしていた娘、愛子(倍賞千恵子)を助け、早乙女の家に連れてくる
そして愛子が良吉の家にお手伝いさんとして働くことになってから、源五郎はより頻繁に家に来るようになった
源五郎の気持ちを察した早乙女が愛子とふたりで映画に行かせたところ、その帰りに源五郎が愛子の手を握ろうとし、びっくりした愛子が道路下に落ちて泥まみれなったことから状況は一変してしまう
愛子がショックのあまり説明できないでいるせいで、周囲は源五郎が乱暴したものと勘違いして大騒ぎになり、源五郎は失踪してしまう
ハナ肇には、クレイジー・キャッツのイメージしかなかったけれど、本作の山田洋次はじめ、川島雄三、市川崑などの大物監督の作品に出演している
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