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クレイジーキャッツの音楽については大瀧詠一の影響である程度聴いてはいたけれど、映画は初めて
1962年公開のシリーズ第一弾ということで、植木等が当時36歳
ハナ肇が32歳で、一番若そうな谷啓に至っては30歳になったところ
そんな男たちが会社の役職について、会社の接待費で酒を飲んで、取引先のお偉いさんたちと商談するという、、、当時の日本の会社でも実際にこういう接待をしていたのはもう少し年上だとは思うけれど、それにしても時代と国の勢いを感じさせてくれる
平均(たいらひとし 植木等)という名の男、バーでに耳にした「太平洋酒」という会社が乗っ取られそうだという話に、その会社の社長宅に押しかけ、買収を防ぐ手助けをするとして総務部に入社してしまう
その初仕事は、保有株式数で優位を保つために大株主である富山社長(松村達夫)を買収することだった
早速コンタクトを取り買収の内諾を得た平は、係長に昇進する
喜んだのも束の間、乗っ取り屋にそそのかされた富山社長に裏切られてしまい、平はあえなくクビになってしまう
ところが、フラっと入ったバーでその乗っ取り屋に会い、気に入られた平は再び太平洋酒に、しかも部長として迎え入れられる
何とも呑気なコメディ映画ではあるけれど、60年も前の作品となると、街並みや服装、クルマなどの違いや、秘書と受付以外には女性社員が居なかったり、一切のITが無かったりすることなど、色々な違いに目が行ってしまう
女性の管理職も当たり前で、ITを使ったリモートワークも定着した現在を思うと、大きく変化した様にも思えるし、今でも(身の回りには一切無いけれど)接待が存在することを考えれば、大した違いではないのかもしれない
明日は、ボスニア・ヘルツェゴビナに住む家族を描いた映画を紹介します